屋久島生活の断片・日誌編
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No.262  散歩道で見たこと  H21.03.09)

犬の散歩のときに目にしたいつもは見られないいくつかのことである。ただ見ただけだからなぜそうなっているのか分からない。日ごろの見聞きしたことから想像してコメントを付けるが、当たっているかどうかは保証の限りではない。

一番目の写真・・・・。ある日農道を歩いていたら、犬が何かを見つけ寄って行く。臭いをかいでいるその先を見たら鹿の足のようである。すね部分がかじられたのか皮はなく骨が見えていて足首部から先はそのままである。どうして鹿の足が落ちているのか不思議だった。交通事故で足がぽっきり折れて鹿は逃げて行ったとは考えにくいから、時々集落の放送で有害駆除ということで鹿撃ちが行われるから、それで仕留めた鹿をどこかで解体して捨てた足を大きな鳥とか犬がくわえてきてすね肉を食ってから落としていったのかもしれない。

(1) (2)

二番目の写真・・・・。いつも散歩している周辺の木の枝が覆ってトンネル状になっている農道のある箇所でのことである。側溝のない側に落ち葉が朽ちて溜まっていて道路の路肩側白線もいつもは見えないのだが、ある日その落ち葉が明確に区切られて一部除去されていて道路の白線も見えるようになっていた。道路の美化活動で掃除したのなら全域やられているだろうから、多分園芸趣味の人が腐葉土を作ろうとして落ち葉を必要量持って行ったのではないかと思われる。あるいはまた土地売買か整理の確認で離れたところから境界付近はあそこと分かるようにゴミをどけたのかもしれない。

三番目の写真・・・・。時々通る県道のある箇所である。大分前に道路に接する土地が造成されて土盛りした縁の部分から水が湧き出してその水が歩道に流れ出て車道の縁の排水口へと流れていく。歩道を通ると晴れていても水が溜まっていて通りづらい。そうして何年か経ったが今年はじめて通ったらその部分に金属格子の蓋付き排水溝が設けられていた。私以外にも気になる人がいてその人が対策を要請した結果かもしれない。

我が家の近所の農道でも晴れていて道の他の部分は乾いているのにそこだけは濡れていて靴や犬が汚れそうで嫌なところがある。ある家が出来て以来そういう状況が続いている。敷地内の湧水を側溝に誘導せず道路に流しっぱなしが原因のようだが、最近少し対策しつつあるのか濡れている期間が短くなってきているようである。

  上左:(3)  上右:(4)

 

  左:(5)

四番目の写真・・・・。やはり県道を歩いていたある日のこと、ある横道の奥のほうにヤギが何頭もいるのが見えた。子ヤギをつれた群れの趣である。周辺の草か木の芽を食っているようである。つながれていないが横道の奥に見える家の周辺に仕切りがあるように一定の範囲から出てこない。近づくと小ヤギが出て来そうになるが親ヤギか大きいのが子ヤギに近づくと制止されたかのように止まったり戻ったりする。毎日場所を変えて放し飼いにされているようで翌日通った時には姿は見られなかった。妻はヤギ乳でチーズでも作っている人がいるのかもと言っている。

五番目の写真・・・・。ある日県道から入った道の横に魚が落ちていた。そばにレジ袋風の袋も落ちていて魚の血が付いているようである。釣りに行って釣った魚を磯からかなり離れたその場所にいらないからと捨てていくとは考えられない。鳥が釣り場からさらってきたものかもしれない。私が釣りをしていたときは大体エサを買ってレジ袋ごと持って釣り場に行った。釣れた魚がたいした魚でないとすぐそのレジ袋に放り込んで釣りを続ける。そういうときにそばに鵜が来たりトンビのような鳥が来てそれを狙っているようなこともあったからそう思うのである。また以前歩いていたら天から魚が落ちてきたこともある。

補足: 鹿を襲う野犬

近所の事情通に鹿の足が道端に落ちていたのを話したら、野犬が襲い倒した鹿を引きずっていたのを見た人がいるそうである。もしかしたら犬に襲われた鹿のものかもしれないというはなしだった。


 
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