屋久島生活の断片・日誌編
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No.255  やっと対面のこと  H20.11.24)

息子のところに孫娘が生まれて一年と一ヶ月余りたった。妻は生まれた直後やその後の上京の折に何度か会っている。私はと言えば、息子夫婦が赤ん坊を連れ長旅をして会いに来てくれそうだったが、それで具合が悪くなったら心配だし負担もかかるだろうから気を遣ってわざわざ顔を見せに来ることはないと言って抑えていたので、まだ顔を直接見たり触ったりしていなかった。

 外で穴の光を手でちらちらさせている
  のを指を突っ込んだりして確かめよう
  とする

去る11月10日に義母危篤の知らせで、今回私は7年ぶりに上京した。そして息子のところの孫娘と初めて対面することが出来た。人見知りをしてあまりなつく感じはなかったが、私はべたべたとへばりついたりすることはあまりしない方なので気にならない。ちょっと離れて自由に自然な感じで動き回っている姿を見ている方が子供の様子がよく分かるし面倒がなくて好きである。

義母が亡くなって葬儀の日、火葬場で焼きあがるのを待っている間にその孫娘が息子の従兄弟たち、孫娘にとってはおじさんおばさんたちを追いかけてヨチヨチ走り回る姿を見ていたら、私の母の葬儀のとき当時二歳の娘がやはり火葬場で妻の弟たち・娘にとってはおじさんたちとキャッキャと言いながら無邪気に走り回りまわっていたのを思い出してしまった。

また火葬場の休憩所に行く渡り廊下の腰板のところで、節穴を妻が反対側からふさいだりして日の光をちらちらさせたら、それが面白いらしく指を突っ込んで確かめようとしている姿がとてもかわいらしかった。写真はそのときのものである。大人が飽きるほど繰り返し穴を確かめていたが、最後に反対側に何かあると思ってのぞきに行った姿もかわいらしかった。


 
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