屋久島生活の断片・日誌編
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No.238  骨にひびのこと  H20.03.24)

一月になってすぐのこと、犬をつれて妻と道端の木の実の様子を見ながら散歩していたのだが、妻がちょっとした段差に片足を踏み外し突然どたっという大きな音を立てて転んでしまった。普通なら倒れそうになると引っかかった足と反対の足を前に出してバランスをとろうとするのだが、その足が捻り具合が悪く出せなかったようである。

転倒して膝とすねと手のひらをすりむいて血が出た。また引っかけた足のくるぶし当たりが捻挫したように痛いと言っていた。翌日になってその痛さが普通でないので医者に行ったらレントゲンを撮られくるぶしの骨にひびが入っているのが分かった。医者から帰ってきた妻はドジだった、年をとると反応が鈍ると自分を慰めていた。しかし私は妻が怪我したのを機に以前から気になっていた当地の道路工事に文句を垂れてやりたくなった。

妻が転倒したところ、当時の状況 3月、舗装途中までの同じ道

この道路は畑総という公共事業で畑への農業用水の送水管を埋設したところである。昨年の秋頃に工事は終わっていたのだが、道路の補修がすぐなされない。もう半年近くそのままである。そして幾度となく通っているその道でたまたま妻は道端の方に気をとられて補修されていない何センチもない段差を踏み外し足首を捻って転倒してしまった。

むかし住んでいたところでは、家の前の6mくらいの道で水道管が破裂してアスファルトをはがし修理したとき、そのあとすぐ舗装してくれた。時に車が通ったりして大きくへこむとすぐ補修していたようである。道路で事故や怪我をしないように凹んだらカーコン、カーコンビニクラブじゃないが迅速な対応である。

ところが当地では道路の舗装をはがしてもなかなかか補修しない。新しく家を建てるとき道路を掘って水道管を引き込んでも長期間舗装し直さず段差のあるままということも結構ある。バイクに乗っていたときその段差にいらいらしたこともあった。妻が足を踏み外した道路は2月に補修の舗装をしているのを見かけたが、それも途中までで放置されている。

なんか工事あるいは計画が、中途半端である。そう思う点がもう一つある。畑総で新しくなった道路沿いの側溝である。畑へ渡るためかあるいは通水時の水はね防止のためか蓋をかぶせてある箇所がある。溝に対して蓋がきっちり嵌合しない仕様なのでちょっと車が通ったりするとずれたり、トラックなどのタイヤが当たれば溝に落ちたりする。なぜちゃんと嵌るものを使用しないあるいは計画しないのか気になって仕方がない。

  Photo(上・左):農道U字溝の
   ちょっと引っかかってのって
   いる蓋と落ちた蓋
  Photo(上・右):一般の家の入り口、
         蓋がずれないようにコンクリ
         で固めてある例
 
  Photo(下):道路のきっちり蓋が
       嵌ったU字溝の例
 

当地の一般の家の前の溝に渡した蓋もそんな感じのものが多い。道から敷地に入るときに車が通るとずれるから蓋の周りをコンクリで固めている。見てくれが悪い。なぜきちんと美しい蓋が出来ないのかと気になって仕方がない。多分そのU字溝は蓋をしない仕様で設定されたもので当初蓋をしないつもりで使ったのかも知れない。そしてそういうところに蓋をしたくなったときのためにきちんと嵌らない蓋が作られているのかも知れない。しかしよく見てくれの悪いものが当たり前みたいになっているものである。工事計画に配慮が不足していることもあろうが、本来U字溝規格設定に当たって蓋をしないときも縁部分の強度が確保される蓋のきっちり嵌る仕様ひとつに統一しておけばこんなことは起きないはずである。

補足1: 舗装完了のこと  (H21.03.18)

昨年妻が転倒して足の骨にひびが入ったが、その転倒の原因となった道路の段差・掘り返したところを補修舗装していないところが、この一年で断続的に舗装され最近やっと全域での舗装が終わったようである。たいした距離でもないのにやり終わるのに一年以上経過している。橋本大阪府知事を真似て、この田舎のクソ工事と言いたくもなる。

 最近舗装完了した様子


補足2: やっと最近補修されたこと  (2010/H22.10.23)

Photo(左):2年半前(本文中の写真と同じ)
 農道U字溝のちょっと引っかかってのっている蓋と落ちた蓋
Photo(右):左の写真と同じところ、2年半して補修された

 
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