屋久島生活の断片・日誌編
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No.226  進入路のこと  H19.10.01)

今年の4月頃から我家の西側の土地にユンボが入って木をなぎ倒したり草を払ったりという動きが始まって気になっていたのだが、6月だったか7月に入った頃からだったか西側の高台への進入路を造る工事が始まった。この高台の東側と我家の間には道があり西側は斜面で道はない。高台は南に位置する海に向かって南北に細長く、土地の区画は高台とその裾を東西線で横切りにして区切られているようである。

工事前、ユンボが草木を払っているところ 進入路工事完成時の状況

その高台の最南・先端の土地には現在家が一軒建っている。今度の土地はその家の土地の後ろすなわち北側に接する土地である。高台に家を建てるとすれば我家との間の道から高台の上まで進入路をつくらないと出入りできない。高台先端の家には土地購入後買い主が造った傾斜地をZ字状に上る進入路が付いているが、車で上るには難儀でほとんど使われていない。草ぼうぼうで人も通れない。だから農道から高台先端まで平坦に続いている利用されていない他人の土地を100mはないと思うがかなりの距離突っ切って出入りしているのが実情である。今度の土地に家でも建つと先端の家はそれが出来なくなるので困るだろうし、ボンベ運搬のLPガス業者や宅急便泣かせにもなりそうだと思ってみている。

はなしを聞くと工事は土地売り出しのためで、業者は今度の土地を売り出すに当たって高台の上にアクセスする進入路をあらかじめ付けることにしたらしい。売り地としては進入路付きの傾斜地と高台の上の平坦地で一つの区画である。高台の先端の家へ配慮して今度の土地を購入しないかと持ちかけたらしいが、生返事で進展のないうちに他の買い主が現れて工事中に売れてしまったようである。

我家としては、今まで横の道の反対側が2m位の高さの土手だったが、その上に石を積んでその上にまた盛り土をして屋根の高さくらいになっているから、道を挟んでとは言え圧迫感があるし崩落しないかという不安感もある。かつて大雨のとき高台先端の家の似たような工法のZ字状進入路の石垣が崩落したことがあったので心配なのだが、今回は進入路が舗装されているので雨水がしみ込みにくいから、安全性は向上していると思いたい。

 庭を手入れしていてもなかなか
 どんな感じかわかりにくいのだが、
 進入路の我が家よりに立つと我が
 家の庭全体がどう見えるか分かる。
 遠目だと思ったよりよく見える感
 じがする。

ところで今回出来た進入路を上って端から下を眺めると、邪魔になる木が無いし屋根くらいの高さがあるから我家の庭全体が一目で見られる。


 
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