私の女性歌手の好みは、まず声の音色である。その声の持ち主が心を打つ歌詞を美しいメロディーで上手に歌えば言うことはない。外国語の歌詞のときは声も楽器のうちみたいなものだから好きな音色の声が美しいメロディーで流れればそれでよい。しかし日本語の歌では歌詞が聞き取れ理解できないと満足しない。また散文的な歌詞よりは定型詩的な歌詞の歌の方が私は好みである。
そんな好みの私が持っていたあるいは持っている女性歌手の歌のレコードは一番古いもので、「倍賞千恵子」のLPである。透き通った声が好きである。次が「グラシェラ・スサーナ」の「アドロ」というLPである。歌詞に「・・・時計を止めて・・・」というのがでてくる歌が中では好きである。以上の二人の歌はそれらのLPとすべて同じ曲が入っているわけでもないが、今はCDで持っている。
その他に「松田聖子」の「バラード」というCD、これは「瑠璃色の地球」という歌をどこかで聴いて欲しくなりそれが入っていて自分の好みにあいそうな歌も入っているのを買ったものである。「MOMOE YAMAGUCHI Best Collection」も「いい日旅立ち」という歌をどこかで聴いてこれも欲しくなって買ったものである。山口百恵が引退して大分経ってのことだったと思う。
「高橋真梨子」の声も好きである。「ペドロ アンド カプリシャス ベストヒット集」というCDを持っている。それが気に入って他の高橋真梨子のCDがでたとき買ったが満足しない。私の好みと曲があわないのかもしれない。
当地へ来てから買ったCDでは「走れ歌謡曲 美空ひばり特集」がある。私はいわゆるひばり風の歌は好みではないが、美空ひばりが亡くなってから一つはCDが欲しいなと思っていたときにこれを見つけたので買った。「川の流れのように」、「港町十三番地」、「夜霧よ今夜もありがとう」、「愛燦燦」は私の好みにあっている。
当地へ来てから買った他のCDとしては「サラ・ブライトマン|タイム・トゥ・セイ・グッバイ」もある。プロモーションで来日し久米宏のニュースステーションで歌ったのを見て欲しくなって買った。声のすばらしさで聞き惚れる。曲としては「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」と「私のお父さん」が特に好きである。「私のお父さん」はああいう声で娘に歌われたら何とも言えないだろうなと思いながら聴いている。「サラ・ブライトマン」のCDはこれを気に入って他に3枚買ったが、曲の好みもあるからかこのCD以外はほとんど聴かない。
あと「エンヤ」の「ペイント・ザ・スカイ〜ザ・ベスト・オブ・エンヤ」も持っている。エンヤの声は楽器みたいに聞こえる。BGMとして聴くが歌にあまり惹かれない。