屋久島生活の断片・日誌編
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No.214  郵便局集配業務移転のこと H19.03.19)

郵便局からのお知らせという封書が1月終わりか2月の初めころに届いた。私の住んでいるところは尾之間郵便局の担当区域だが3月12日からそこの集配業務と貯金・保険の集金業務を20km弱遠方の安房郵便局に移すということである。10月からの民営化、分社化に向けての措置らしい。

 安房郵便局
 我が家の近くの尾之間郵便局は集配業務を
   しない郵便局になって、その業務は安房郵
   便局に集約された。
 九州でか鹿児島でかははっきり憶えていないが、
 十数局が尾之間局同様格下げになったらしい。

尾之間郵便局の窓口サービスはそれにつれて、郵便と貯金・保険は平日のみとなるとのことである。キャッシュサービスは土日・休日も利用できる。土日・休日に郵便と貯金・保険を特別利用することの無い私に今回の変更の影響はなさそうである。ただ気がかりはある。安房に字は違うのだが読みで言えば同姓同名の人がいるので、郵便物の誤配達が発生しやすくなりはしないかということである。また民営化ではその他の気がかりもある。

最近運送業者のメール便で、注文した本がなかなか届かないことがあった。今回は10日も待って待ちくたびれて発行元に問い合わせをした日にやっと届いた。担当の配達員が配り忘れ島外へ出かけて帰ってくるまで放置されていたようである。以前には届かなかったので発行元に問い合わせたら郵便速達で再送してくれた。その届かなかった本が近くの配達を委託しているらしい商店から一月位して出て来て届けられたこともあるし、出て来ず届かなかったこともある。

こういうトラブルの経験は今までのところ郵便局ではない。郵便局への信頼は抜群である。だから未届けの場合郵便速達で本の発行元も再送してくるのだと思われる。郵便局と運送業者とのその信頼感の差は、思うに郵便局関係職員と運送業の臨時配達請負者などの配達員とでは業務に対するプライドに差があるからではないかという気がしないでもない。

むかし国鉄の機関車運転手の一生を描いた映画を見たことがある。仕事にプライドを持って一生一運転手で通す人、労働者への賛歌だが、その国鉄もJRになって最近は収益優先が裏目に出た事故なども世間を騒がせた。公務員(ここでは公的組織関連の職員も含めそう呼ぶことにする)の問題はいろいろ取りざたされるが、公務についているというプライドが業務の責任感を全うさせている面はある、あるいはあったと思われる。民営化で職員としてのプライドが公務員時代より持ちにくい環境になって、それで問題が出なければよいがと気がかりである。


補足: やはり誤配発生のこと  (H19.04.12)

やはり心配していたことが起こった。今日名字が同じで住所が安房の人と2kmくらい離れた同じ集落の人の手紙が我が家に配達された。郵便番号も異なる20kmくらい離れた安房の人と間違うとは区分けがどうなっているのかと気になってしょうがない。また同じ集落でも番地が違っているし気付けまで書いてある手紙を間違って配るとは、住所・宛先を読んでいないのかと気になる。

安房の郵便局にうち宛の手紙がよそに行ったりしてそのままになったりしたら困るから大丈夫かとクレームの電話を入れたところである。話に聞くと今日向かいの家でもやはり同じ集落の名字の一部しか同じでない人の手紙が間違って配達されたそうである。郵便局の区分けが正しく行われていないのか、配達員の識字能力が低いのか知らないが、ちゃんとうち宛の手紙は配達されるのかと心配である。大事な手紙が来なかったらと思うと気になってしようがない。


 
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