屋久島生活の断片・日誌編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.203  旅の土産話のこと H18.10.09)

妻が8月末から9月上旬友人たちと北欧へ行ったときの土産話のいくつかである。

・スウェーデンを回っていて、車や列車から見る景色に赤い実の木が目に付いた。気になっていたところ歩いていると至るところにその木がある。ナナカマドである。ダーラナ地方の有名なプリント生地屋さんに寄ったら季節のものでナナカマドのプリント生地が置いてあったので記念に買ってきたそうである。

ミヨルビーの紡績会社の牧場の
ナナカマドの木
ナナカマドをプリントした生地

・ダーラナ地方は手配したバスで回ったのだが、他の場所は主に列車で移動し駅から訪問先まではタクシーを利用したらしい。列車はすいていて静か、前のシートの背にはしっかりしたテーブルが付いていてパソコンを使っている人が結構いる。列車に乗って気づかずメンバーでおしゃべりをしていたら、車掌が来て口の前に指を立てシーッと言ってからそういう形をデザインした表示を指差した。私たちの乗った車両はおしゃべり禁止らしい。列車は新幹線より利用者への配慮がある感じだったそうである。

・あるホテルで、身体と背広があわない感じの男性が何人か歩き回っていたので気になって注意して見ていたら、北朝鮮の人らしく胸に例のバッジを付けていた。スウェーデンは北朝鮮と国交があるかららしいが、街中を歩いているのも見かけたそうである。

・帰りはヘルシンキからコペンハーゲン、それから成田へと飛行機ということで予約していたはずなのだが、ヘルシンキの空港に行って搭乗手続きをしようとしたら、コペンハーゲンから成田まではその日の切符だったが、ヘルシンキからコペンハーゲンが前日の予約になっていてびっくり、帰れないかと顔面蒼白になったそうである。旅行会社の予約ミスである。旅行会社の日程表を見せ事情を説明したら航空会社職員が急いで当日の間に合う便を手配してくれ、乗り継ぎ20分で危うくセーフだったそうである。航空券をもらったらあらかじめ確認しておかなければいけないと学んだそうである。

・ヘルシンキからコペンハーゲンへの機中で、妻と隣り合わせた外国人の中年紳士が日本人かと話しかけてきて、見ていた新聞を見せ知っているかと聞いたそうである。それが紀子さまご出産の記事で、yes, a little boy などと片言で言ったら喜んでいたそうである。



    
  (上): パンフレットの橋の写真

 

 

  (左): ホテルで貰った新聞

 

・妻はコペンハーゲンからスウェーデンに入るときに車で長い橋を渡るのを楽しみにしていたのだが、列車のため全貌が見えない。絵葉書も買おうとして買いそびれた。それでその景色だけは見たいと思っていたそうだが、ヘルシンキからコペンハーゲンへの機中隣り合わせた外国人の中年紳士が教えてくれて上空から見られたということである。その片言のやりとりを見ていた旅行メンバーからは国際親善やってたねとからかわれたそうだが、妻は橋が見られて満足のようである。


 
 Home   back