6月上旬の大雨の次の日、医者に行く途中約40年の運転暦で生まれて初めて速度違反で捕まってしまった。県道の直線下り坂で前方の小さなカーブの先は道路改良工事をして道幅が広くなっている。そのカーブの手前地点に測定器を置いて、道幅の広くなったところで違反車を呼び込む。妻と話をしながら周辺状況と違和感なく走っていたのだが、そこが40km/h制限区域だった、20km/hオーバーで1万5千円の臨時出費となってしまった。
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呼び込まれた横道 係官はこちらに3人 測定に1人のよう 私の車を引き離して行った車も前で捕まっている |
突然でびっくりしないように 買ったステルス対応探知機 |
医者に行ってその話をしていたのだが、そこで聞いた情報では雨の翌日の晴天日にはよく取締りをするそうである。特に今時は警察官の移動が済んだ時期で、今回転勤してきた機動隊あがりが張り切っていて厳しく取り締まっている、夜もやっているということだそうである。違反を意識していないで突然捕まるのは悔しいよねと言う体験者も結構居て話は盛り上がった。
捕まった時恥ずかしながら言い訳がましく、警官に環境的には全然速度を感じることなく走って速度超過が意識にのぼらない、そのくらい自然に走っていたのでびっくりだと言ったら、道沿いに家があって人の出入りもありそうなところだから40km/h制限になっている、違反は違反と言われてしまった。標識を意識していなかった、速度違反をしたことは、それはそうなのだが私としてはほとんど危険を感じていなかったのである。
以下冗談半分の鬱憤晴らしである。危険予知に関しては、私は敏感な方である。免許はゴールドである。その私が速度超過を意識していなかった訳を考えてみるに、県道で歩道もある、屋久島ではいわゆる市街地と言えるほどの数箇所を除いて日中歩道でもそこを歩いている人間を見ることは少ない(屋久島を歩くイベントなどのときは例外)、特に県道を横断する人を見かけることはめったにない。それに加え現場は見通しもよい。測定地点を過ぎたカーブではそれなりに速度は落としている。それで危険を感じなかったと思われる。
だから、ただ違反取締り実績を上げるためにその現場で取り締まられた感じがして、悔しい思いを感じるのである。よく取締りをすると言われている県道の箇所に40km/h制限になった少し先から下り坂になっている直線の新道部分がある。旧道のせまいところならいざ知らずそこを40km/h制限にしているのはわざと速度違反取締りのためかと毒づきたくなる。危険でなさそうなところで取り締まり、実績を挙げようとしているのではと勘ぐってしまうのである。
危険を感じないからといって規則は規則、それは分かっている。それにしても、環境になじんで自然に走っていたら速度違反で捕まって違反金を取られてはたまらない。生活圧迫を理由に未納者も多いと言われる国民年金掛け金よりも高いのである。収入の少ない田舎暮らしのなかから違反金をとられるのは負担である。その負担感が違反抑止になると言うのだろうが、警察への反感醸成効果の方が多分大きいのではないかと思われる。なにせ屋久島では月収20万円は高給取りだと言われているくらいだからである。
悪質者は別として、違反金をとるような取締りをせず、田舎の生活の実態に合った事故防止活動を工夫してほしいものである。おまわりさん何人かが車で出向き定置で止まって取締りをし、あとは机上でその事務処理するより、例えばおまわりさんがその名の通りその車を使ってパトロールすれば、つまり県道を制限速度走行し違反車は捕まえるぞという素振りをしながら行ったり来たりする方がよっぽど速度遵守徹底や事故防止に効果がある。
世の中で制限速度を超過して走ったことがないと言える人間は居ないと思われる。馬鹿まじめに遵法するとかつての国鉄の遵法闘争に似て交通環境や生活実感に合わないところも出てくるからだと思われる。私はこれからも何かの拍子で違反に問われる可能性がないとは言えない。もちろん標識を見逃さないようにして感覚で走らないようにしなければならないが、無意識に速度超過することもある。それで捕まっては面白くない。そこでレーダー探知機を買った。屋久島でレーダー探知機がいるとはお笑いだが、捕まるよりは安上がりである。果たしてその効果や如何。
補足: 探知機作動のこと (H18.07.28)
取り付けてから初めてレーダー探知機が作動した。今日も医院に行ったのだが、その帰り先日取り締まっていたところを逆方向に進行していたら反対車線で探知機をセットして取締り中だった。セット地点を通過したら探知機が後方電波を探知して警報を発した。屋久島のレーダーは常時電波を出すタイプらしい。