屋久島生活の断片・日誌編
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No.190  石皿の木のこと H18.04.24)

散歩で通るたびに気になっていた木がある。ある家の敷地入り口にお皿のような石が置いてあって、それに木が植わっているのである。

 石皿にガジュマルが植わっている

鉢に植木の風情だが、結構木の大きさも大きい。根が石の縁で切られていて一時は石の外にまで張っていた形跡がある。地面に伸びた根を切って石ごとこの場所に運んできたように見える。しかしそれにしては水やりをしている気配もないからどうなっているのか気になっていたのである。

ある日、家の人が居たので、これはどうなっているのか聞いてみたら、やっぱり石の皿の底に穴が開いているのだそうである。自然石を利用して植木鉢風の石皿を造り木を植えたのかもしれない。根が底の穴から地面に伸びていなければ養分が取れないということである。

私がその木に気がついたのはそんなに以前ではない。昨年のいつかである。だから何年か前に家が建ったとき敷地の縁を造成していたからそのときに運んできたのか、あるいはずっとその場所にあったのかどうかは分からない。しかし石皿の縁から垂れた根を切ったあとがあるから、多分他所から運んできた可能性が高い。もし他の場所から運んできたのなら、石の下の根ごと掘り出して移植したのではないかと思われる。

 左:我が家のガジュマルの鉢

 右:遊びで壷にツツジの挿し木

我が家にも鉢植えのガジュマルがある。おもしろい形で底に少し大きめの穴の開いた植木鉢風自然石があれば同じようなことをやってみたいものである。今それはかなわぬから、面白半分に妻が旅行で買ってきた漬物が入っていた陶器の壷の底に穴を開けツツジを挿し木してみた。


 
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