屋久島生活の断片・日誌編
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No.184  高いポールのこと H18.01.30)

昨年12月散歩のときに、浦崎の小島公園の方に高いポールが立っているのを見つけた。かなりの高さで何本ものワイヤーで支持しているようである。12月30日孫たちと湯泊温泉へ行ったら平内海中温泉の方にも同様なポールが立っているのが見えた。それでなんのポールかと気にはなっていたのだが確かめに行くほどの気はなかった。それから半月くらいたった日の散歩からの帰り道、晴れていて白いポールが海の青にくっきりと見えたその景色が印象的だったので急に確かめてみたくなって、その翌日ポールがあると思しき小島公園に犬の散歩の途中寄り道して入ってみた。

(左):
 浦崎方向に見えるポール

(右):
  小島公園芝生広場に立つ
  ポール

通路を入っていくと芝生の広場があって、そこの真ん中辺りにポールが何方にもケーブルで支持されて立っている。そばで見ると先端に避雷針が付いているようである。またポールの比較的上のほうと半ばくらいの位置に風向を見る矢印状のものと羽根が半球の風車みたいなものがついていて、下の方には制御盤収納箱みたいなものが取り付けられている。遠目ではアンテナかと思っていたのだが、風力調査装置のようである。

その広場の奥に網のフェンスで囲まれた農場があって、よく見かける公園の職員が作業をしている。声をかけて、あれはなにかと尋ねたら風向きとか風の強さを調べるためのものだということである。平内海中温泉の方にも立っているがそれも同じものだそうで、ここと同じ会社でやっている平内公園に立っているそうである。そこで私が風力発電でもやるために調べているのかと問うたら、そうかもしれないとの答えだった。

小島公園と平内公園は地元でいわさき公園とよばれるのを耳にすることもあり、いわさきグループの所有地のようである。他のグループの営業施設用に樹木などを栽培したり農作物を栽培したりしているようだが、多分広大な土地取得の条件として公園化することになっているのかもしれない。そのいわさきグループがもしかしたら風力発電事業を起こして、屋久島で売電するのかもしれない。両公園とも海岸の崖が立ち上がって比較的平坦なところにあり、四方からの風を妨げるものはないので立地条件としてはよさそうである。


 
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