屋久島生活の断片・日誌編
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No.175  排気ファンのこと H17.08.29)

夏は暑い。それはそうだが、毎年屋根に日が当たって天井裏に熱がこもった状態になる日は特別である。それも天井が傾斜天井で屋根と天井の間にたいして距離がない部屋の場合なおさらである。屋根の熱が天井にすぐ伝わるし、傾斜している天井部分はガラス戸などの開口部高さより比較的高いため熱い空気が溜まってしまうからである。

締め切ってエアコンをかけても効かない。ガラス戸など開口部全開で通風を図っても、立って歩けば頭の上方に熱がこもっているのが分かる。冷風扇を回してその前に座ってでもいないと暑くてかなわない。移住してきて以来、そういう状況で我慢してきたのだが、何とかしたい気分になってきた。

 傾斜天井居間の上部側壁
  熱気排気用ファン

そこで今年は傾斜天井の部屋に排気ファンをつけて様子を見ることにした。傾斜天井上部近くの側壁に部屋の空気が天井裏に排気されるように小さな排気ファンを取り付け、トイレと洗面所の二つの電灯スイッチを一つにまとめ、残った一つをファン用に配線変えをした。

今までに見た天井裏排気ファンの広告では、部屋の天井から部屋の空気を吸出し、屋根裏に吐き出すのが天井裏排気ファンということのようだった。排気ファンで天井裏の空気圧が上がるので自然に軒天の通風孔から天井裏の空気が排出される。部屋の空気が天井裏に行き天井裏から軒天通風孔と流れ、天井裏の温度も下がる、そうすれば部屋の温度も下がるという理屈のようである。

それを期待して排気ファンを取り付けたのだが、我が家では少々容量不足のようである。天井裏排気ファンの広告では部屋の排気口はいくつかあるしファンも大きい。それに比べ我が家がつけたのは1.9立米/分の小さなファンである。目だって力強く排気している感じがしない。

しかし今日は日が照って暑くなりそうだという日にはまだ朝のうちから排気ファンのスイッチを入れれば、立って歩いても頭に熱気を感じないですむし、締め切って留守にして帰って来たときにも部屋の熱のこもり方が軽減されている。少しは効果があったようである。また今年は冷風扇を使わずにすんだ。一応の効果は得られたようである。


 
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