屋久島生活の断片・日誌編
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No.173  バイパスのこと H17.07.18)

尾之間には尾之間交差点から歩いて行ける範囲の県道沿いにはJA本所、Aコープ、電器店、駐在所などがあり、県道に交差する道沿いとその近辺には屋久町役場本庁、郵便局、診療所、理髪店、美容室や福祉施設などがある。旧国民宿舎・屋久島温泉ホテル跡には今JRがホテルを建設中である。その尾之間市街地をバイパスする県道・尾之間バイパスが7月12日開通した。

中央向こうがバイパス
右へ行くと尾之間(従来の県道)
左へ行くと尾之間温泉
手前は従来の県道
 (7月9日手前のGS側から撮影)
7月12日の開通式用ゲート
設置中のバイパス端末付近
(前日の7月11日
    手前のGS側から撮影)

このバイパスは尾之間交差点の東側1kmくらいかと西側何百mくらいかの間の県道をバイパスする。これらの区間の県道は曲がりがきつい部分があって、私には車で通ると見通しが悪く、普通に走っていてもブレーキがいる危ない感じのする道路だった。交差点に比較的近いところに問題箇所があって両側に家が建て込んでいるから直線化は難しいのでバイパスになったものと思われる。

開通式の行われたバイパス西端を出て直ぐにはGSがある。そのまま県道をちょっと行けばいわさきホテル入り口である。またバイパス出入り口には尾之間温泉に通じる道が接続している。出入り口に合流している従来の県道をちょっと戻ればAコープである。もう少し戻れば尾之間交差点である。また従来出入り口付近にあった観光バスが出入りしていた千尋の滝へ通じる農道入り口はバイパスの少し戻ったところに位置を変えたがある。

これらを見ればバイパスの西の出入り口は新たな尾之間周辺の交通の要衝ということになりそうである。

私が移住して来てからの記憶では、屋久島ですでに一箇所バイパスができている。名はなんと言うのか知らないが、小瀬田の集落をバイパスする県道がある。この集落は比較的狭い県道の両側に家が密集しているので、車で通過するときには気を使う場所だった。バイパスの末端部に開通後店ができたが他に家は無く通行しやすくなった。

屋久島のむかしの主道路あるいは県道は地形の影響で結構曲がりくねっていたようである。道を通っていると直線化を図った切り通しや立派な橋の端の部分に昔の道がつながっていたり、ほとんど人が通らない橋が上流に見えたりするところがある。今までいろいろと改善を図ってきて今の道があるようである。

そして多分まだその改善は途上のようである。直線化しようとしていそうで中途半端な状態が移住してきてからずっとそのままというようなところもある。県道の屋久杉ランドへの交差点の尾之間寄りは移住以来それが気になっている。他にもそういうところがまだあるのかもしれない。従来住んでいる人たちには土地問題などいろいろ影響が出るのかもしれないが、交通手段や工事技術の進歩による恩恵を享受できるように改善はしてほしいものである。


 
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