屋久島生活の断片・日誌編
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No.163  ジャガイモのこと H17.02.21)

ジャガイモ掘りをはじめている畑を見かけた。当地の2〜3月頃の主な農産物取入れといえばタンカンとジャガイモである。タンカンは花が咲いてから実るまでに長い月日がかかる。しかしジャガイモはついこのあいだ種イモを植えていたと思ったらもう収穫である。

H16.11.02 植え付け H16.12.16 成長盛ん H17.02.14 そろそろ収穫

近所の畑を見ていたところでは、植え付けから収穫までは約4ヶ月である。途中なにも畑の手入れをしているのを見たことがないから手間もかからず、比較的短期間で収穫できる作物である。

散歩で近辺を回って見ているところでは、新しく造成した畑ではほとんどジャガイモを作っている。タンカンやポンカンなどのミカン系の木を新しく植えているところは少ない。ミカン系は苗が生長して収穫できるようになるまで相当な年月がかかる。それに比べてジャガイモは植えれば何ヶ月か後にはすぐ成果が出る。防風林もないような畑では冬から春にかけて作るには最適なのかもしれない。

私は小学校のとき校庭でジャガイモを作ったことがある。当時その小学校は校外に畑があったし校庭の一部も畑だった。授業だったかどうかは覚えていないが、4年生のとき種イモをクラスで植えた。そのあと芽が出て葉が茂っても放りっぱなし、枯れてしまってからみんなでイモ掘りをした。茎を引っこ抜くとぽろぽろとイモが出てきた。そのイモをみんなで分けて家に持って帰ったことを憶えている。

中学校も校外に畑があった。茶畑があったし、麦やサツマイモを作ったりしていた。職業科の時間にみんなでサツマイモを掘って大きなカマナベで茹でて食べたこともある。

私の経験ではジャガイモにしろサツマイモにしろ、種イモを植えたり苗を植えたりしてから手入れをした憶えが無い。当地でもイモ畑を手入れしているのを見かけたことがない。簡単に作れすぐ成果の出る作物のようである。


 
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