屋久島生活の断片・日誌編
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No.159  ハンガー試作のこと H16.12.20)

妻がその友人と二人で、来年秋に羊毛の手紡ぎと織りの作品展を開く計画が進行中である。もう20年以上の経験があるのだが、二人とも押し出す性格でないのかグループで作品展はやってきたが、主体性にかけるところがあったらしい。尊敬するグループのリーダー格の友人から、二人で独自にやったならまた一緒に展示会をしようと言われて、切られないようにと思い腰をあげることになったようである。

二人で東京のギャラリーを予約してもう1年過ぎた。あと1年弱で展示会をしなくてはいけない。展示会をした実績を作ればいいんだ、招待状も出さずにやって知らん顔でやったと言って済ましたいなどと愚痴を言いながらも、段々準備が気になってきたようで二人でいろいろやり取りして案を練っている様子である。

横棒までの高さ約90cm 構成3部品

先日妻から、二人で相談したのだが展示会で作品を飾るこういうものが欲しいので作ってくれという注文があった。ポンチョとかL型ショールなどを飾るもので、床に立てる十字架みたいなハンガースタンドである。台数は2種類で計5台。運搬を考えると軽量でかさばらないようにする必要がある。そうなると妻たちが工具を使わず簡単に組み立てられる方式ということになる。そう考えてまず試作品を作って見た。

材料は厚さ12mm、幅70mmくらいの手持ちの杉板である。これは軽い。柱と横棒と脚部の3部品を4組のボルトと蝶ネジで組む。脚部はあらかじめ杉板3部材を蝶番2ヶで組んでおく。広げれば十文字の脚になるが蝶番でたためば板が重なってかさばらない。全体として見ても安くて簡単に作れ、送るにも運ぶにもかさばらず、妻にも簡単に組み立てられる。私としては結構うまく出来たつもりである。来年早々には二人の評価を入れて本番品を作ることになると思われる。


 
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