屋久島生活の断片・日誌編
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No.148  玄関網戸のこと H16.06.28)

わが家はいまの蒸し暑い時期から夏が終わるまで部屋の中、特に居間がかなり暑い。居間の天井を屋根の勾配に合わせ傾斜させて、頭上空間を高くしているので屋根への日射の影響が強い。他の部屋は水平な一般的天井なので夏の暑い時期の日中でも冷房は効く。しかし居間は日が照っている日中は冷房が効かない。日がかげる時間になってやっと効く。

そこで暑い時期になれば、居間ではガラス戸を開け放ち風を入れるしかない。それでも暑いときは、冷風機を使用してその風に当たる。これが今までの過ごし方である。なぜガラス戸をあけてもこんなに暑いのか、どうも居間には風が抜ける道が少ないないからのようである。多分そうではないかと思いつつも、南のガラス戸と北の玄関ドア間の通風が出来るように玄関ドアを開け放ってこなかった。開けておくと虫が入ってくる。コンポスト周りによくいるいわゆる妻の言う便所蜂やハチやハエが一匹でも入ってくるのは不快だからである。

折りたたみ網戸のついた玄関

網戸はドア把手にぎりぎり当たらないくらい
少ししか内側に出っ張っていない

玄関ドアを開け放しにしてこなかったと言っても、試みなかったわけではない。カーテン状のたれ網を試みたことはある。だが固定や出入りに気をつかうので、やめてしまった。いつかは網戸をつけようと機会をうかがっていたのだが、今年つける決心をした。今年、夏では初めて孫が来る、また息子も初めて夫婦そろってやってくる。みんな暑かろうし、こちらもパンツ一丁というわけにはいかない。せめてTシャツに短パンくらいにしてくれとの娘の要望もある。

5月はじめ家のことなら注文なんでも受け付けますと広告している結構大きな店に玄関網戸をつけて欲しいと頼んだ。まずは寸法調査と言うことでやってきたが、わが家の玄関サッシはいわゆる大手メーカーのものでないらしい。大手メーカーの市販セットしか扱わないようなことを言うので、私はそれなら取り付け枠を木で製作固定してその網戸をつけてくれ頼んだが、大工工事はしないようで不調に終わった。そのやり取りでひと月近くかかった。

6月はじめ県道脇にサッシ商売の看板を見つけ個人業者に依頼することとした。早速、寸法調査して、こちらの要望のように折り戸式玄関網戸を取り付け用木枠ともども取り付けてもらえることとなった。現場を見て計画施工する職人はもういないということか、ちょっと手が込めばDIYでやらないといけないのかと諦めかけていたので、やってくれる人が商売をしているので助かった。この人は移住者である。わが家の玄関網戸を見てもう自分のうちでもつけたいと言うもいるから、宣伝してあげたいと思っている。

今年の夏から、わが家の居間は風通しが効いて少しは暑さがしのぎやすくなれば良いなと思っている。犬は玄関のたたきが夏は冷たくてお気に入りだが、今度は風も入るからさらに居心地がよくなりそうである。


 
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