屋久島生活の断片・日誌編
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No.147  新しい飛行機のこと H16.06.14)

もう屋久島・鹿児島間に新しい飛行機が投入されてから大分経ったが、間近で見る機会がなかった。今回妻が上京した帰りの便がたまたま新しい機種だったので、空港に迎え行ったときに、食堂から窓越しに写真を撮った。

上翼式主翼なのでその後流の影響を避け
尾翼がT字翼になっているようである。
T字尾翼を見ると、むかしの羽田沖事故の
B727や近年の水平尾翼事故のMD機を
思い出してしまう。垂直尾翼の天辺に水平
尾翼は私には気になるデザインではある。

それで乗客が降りてくるのに注意するのがおろそかになって、写真を撮り終わってから出てくる人を見ていたのだが妻がなかなか出てこない。みんな出終わってしまったので、荷物受け取り場所の方に行ったら、とっくに出てきていたらしく妻は私が来ていないのではと探していた。二人目で出てきたらしいが、私は写真を撮ってやろうと飛行機の方に気をとられて見落としてしまったらしい。

今度の新しい飛行機は、主翼が胴体の上についている。今までのYS−11や何年か前から時々就航するSAABは胴体の下に主翼がついている。私はローカル路線の飛行機は主翼が上のほうが良いと思っている。大して高く飛ばないし身近な場所あるいは関心のある土地の上空を飛ぶ、地元の人も観光のために乗ってくる人も、30分足らずの短時間の飛行ですることもないのだから、下方の景色を眺めてみたいと思うのではないか。私はそういう気分が強い。だが胴体下に主翼がついているとそれが邪魔になってあまり景色を楽しめない。

むかし、新婚旅行は軽飛行機で奥さんに景色を楽しんでもらいながら飛ぶことが夢だ。景色が見えるように上翼式にしたいと言っていた級友がいたが、私も乗せてもらうなら翼が視界の邪魔にならないのが良い。新しい飛行機はローカル線だからと、そういうことまで考えて機種選定されたのだとしたらなかなかのものである。今回妻に新しい飛行機の感想を聞いてみたら、やはり下がよく見えてよかったということだった。


 
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