屋久島生活の断片・日誌編
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No.143  車に家のこと H16.04.19)

今年に入ってのことだと思うが、県道沿いのあるところに家を建てる気配があった。大きなキャンピングカーのような車がその敷地内にあり、その周辺で基礎工事が始まっても車は動く気配がない。家が建ったら車が出られなくなるのではと思ってみていたのだが、工事が進展するにつれ、車を中に入れるように家を建てていることが分かってきた。

車を中に入れて家を建てているところ

最近見たところでは、
家は外壁が張られ中に車があるとは
見えないようになっている。

車を屋内に置いて保存しつつ、一つの部屋として利用するのか、車がメインの部屋で周囲の屋内は水周りや物置などにするのか、あるいは車を保存しておいて時にながめに来るつもりか知らないが、よほどその車に思い入れあるいはそうしなくてはいられない思い出があるものと思われる。車が出入りできそうならそんなに気にならないのだが、閉じ込める感じなので気になって工事の大工さんに聞いてみたが、わけはよく分からないようである。

ヨットに住むとか、キャンピングカーに住むとか、廃車になったバスを買ってそれに住むとかいう話は聞かないでもない。しかしそれらは雨ざらし状態で係留あるいは駐車しているのが一般である。家の中に車を置いて、さらにその車の中で生活するというのはよっぽどのことである。また中尊寺の金色堂のごとく風雨にさらさず車を保存するのが目的だとしたら、その車はなぜそれほどのものなのか。そのわけに私は興味がある。そのうち噂が流れてくることを期待している。


 
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