昨年はタンカン収穫時期のころ、果樹園になっているものまるごと、あるいは収穫し集積してあったものごっそり、夜中のうちに盗まれるという事件が多かった印象がある。集落あるいは町から何回も不審者を見かけなかったかという放送があった。
盗んで自分たちで食うには量が多すぎる。同業者を含む農作業になれた泥棒集団が盗んで、その同業者が自分の生産品として売ったり送ったりすれば怪しまれない。そういう産直安売りの裏ルートがあるとTVで見たことがあるが、屋久島のタンカン盗難もそういうことだったのかもしれない。
また昨年はいろんな地方で、サクランボが盗まれたとか桃が盗まれたとかあるいはお米が盗まれたとか、農作物の盗難事件が多かった印象がある。畑から夜中のうちに盗むのだが摘み取り方や刈り取り方があざやかで農作業に習熟している者のやり方だし、畑ごとごっそりと盗るにはかなりの人数もいる。多分これも多分同業者を含む農作業になれた泥棒集団の仕業ではないかと言われているのを聞いたことがある。
今年はもうタンカンの摘み取り始まっている。毎年収穫時期が早くなっている感がある。気候のせいで成熟が早まったのかと思ったが、知り合いの農家のはなしではここのところ毎年世間の収穫時期が早まっているそうである。どこかで早く収穫すると遅れをとって損をしないようにと、やむなくそれに合わせざるを得ない気分になるらしい。市場の事情なのか町の行事のタンカン摘み取りのハサミ入れ式がそう言えば時期が早くなっている。そのせいか今年はまだ泥棒の話を聞かない。もしかしたら収穫時期を早めているのは泥棒集団の計画の裏をかく作戦かもしれない。
補足: タンカンの盗難発生のこと [2011(H23).02.10]
昨夜と今朝集落放送でタンカン畑で盗難が発生しているので不審な動きがあったら通報してくれと言っていた。今年は不作の年らしいので品不足の誰かが泥棒しているのではないかと思われる。