屋久島生活の断片・日誌編
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No.133  タイル破損のこと H15.11.17)

10月頃犬の毛が薄く皮膚がピンクに見えるおなかの部分に赤っぽい斑点が出来ているのに気がついた。はじめ一つ二つくらいだったのが、そのうちだんだん個数が増え、それも噛んだためか発達したためか傷のようになっているところも見えてきたので、動物病院へ連れて行った。私は草取りや枝きりをするたびに、そのときにより程度の大小はあるがかぶれる。ついてまわる犬もかぶれたかと思ったが、診察の結果ではカビの一種が原因とのことである。

カプセル薬を10日分出してくれたので、家に帰って餌の中に混ぜて食べさせようとしたが、餌とともに口に入れはするが違和感があるようで薬だけ飲み込まずはだしてしまう。フィラリアの薬は錠剤だが餌に混ぜておくとそのまま食べてしまうので、カプセル薬もそうしてみたのだが、これは噛んだりすると薬粉が出てその味がよくないからか出してしまうようである。カプセル薬は嫌なものと知恵がついてしまったが、薬を飲ませないといけない。

薬を飲んで1週間、褐色になった斑点 犬が当たって壊れたタイル

そこで本などの薬の飲ませ方にある口を開かせのどの奥に手で薬を押し込むやり方にした。まず餌で練習したら簡単にやらせたが、いざカプセル薬を持ってやろうとすると嫌がる。逃げるので追い詰めていったら風呂場に逃げ込んだ。コーナーで口をあけさせたから観念したものとカプセル薬を押し込もうとしたら嫌がって思い切り首を振った。

あごの辺りがタイルに当たってビシッという音がしたのでタイルを見たら押しつぶされたように破損している。犬はと見れば触っても痛そうなそぶりは見えずなんでもないようである。犬の鼻先がフイに当たって痛かった記憶があるが犬の頭部の骨は結構強いようである。そのあと大声を出して静かにさせてから口に強引に手を突っ込んでやっと薬を飲ませることが出来た。

翌日からは、容器に餌を用意して、薬を飲んだら餌がもらえるのだと憶えさせたら、餌を用意するとそばへ来て座るようになった。カプセル薬になじんだ様子はないが、これを飲む儀式が終わらなければ餌にありつけないから仕方なしに飲まされているようである。

2クール目の薬は同じ効用の錠剤ということになったが、やり方はそのままにした。カプセル薬より錠剤、できれば食い物らしき味やにおいや歯ざわりの薬のほうが素人は餌に混ぜて食べさせられて扱いやすいと思われる。犬は身体のためと知って薬を飲むわけではないから、飲ませるに面倒のない薬が出れば助かる。

さて薬の効果だが、飲み始めてから数日で、湿疹のようなものがだんだん褐色になり、一部その褐色が粉のようになって取れたりするところもあるが、ほとんどは次第に色が薄れていくようである。いまは気をつけなければ痕跡は分からないくらいになったから、おかげで直ったということのようである。


 
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