屋久島生活の断片・日誌編
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No.131  加湿器のこと H15.10.20)

当地へ来てから毎年のように5〜6月頃と9〜10月頃に風邪を引いている。どうも季節の変わり目に引くような傾向にある。春は暖かくなるのに厚着のままで動き回っては汗をかき、そのままでいるから風邪を引く。秋風が吹いてくる頃半袖Tシャツ1枚に半ズボンでまだまだ大丈夫だと思っているとそのうち風邪を引く。自分の体感気候のイナーシャでそうなってしまうのだと思ってやり過ごしていた。

昨年の春も、風邪を引いて近所の医院に行ったとき、毎年のように風邪で行くので先生に加湿器を使ったらよいのではとすすめられた。しかしそのときは薬ですぐ治ってしまったのでそのはなしは忘れてしまった。ところが秋になってまた風邪を引いた。それは我慢して病院のほかの検査を受けていたら39度以上の熱がでてしまった。病院では検査より風邪のほうを心配してくれ一週間の点滴通いとなってしまった。

去年購入した寝室用 今年購入した居間用

そこで春に言われたことを思い出し、加湿器を急きょ購入した。加湿器はフィルターに毛細管現象でしみこんだ水分をファンで気化させるタイプである。自動車室内用の温湿度計も買い貼り付けて湿度60%以下になった夜に使用することにした。どうも考えてみると風邪を引く時期にはいつも朝起きると喉がいがらっぽい。水が飲みたいわけでもないのに喉が渇いた感じである。朝起きて喉にからまっているものを吐けばつばが白い固まりのようになったようなのが出る。また鼻の奥が乾いて痛い感じもある。それが風邪引きに関係があるのではと春にかかった医者の話に思い当たったのである。それで加湿器を購入し夜間使用ということにしたのである。

その効果あってか、今年の春は医者に行くような風邪は引かなかった。これからの時期もやり過ごせるものと思ってはいる。しかしSARSのこともあるし、特にインフルエンザが気になる。冬は部屋を閉め切って暖房を入れるので居間も乾燥するから起きている間の対策もするにこしたことはない。そう思って今年は居間用の加湿器も購入してしまった。

月に35日雨が降るとか、水と緑の島とか言われているから、屋久島は雨の島でそんなに乾燥すると私は思っていなかった。しかし屋久島にはよく乾燥注意報が出る。8年くらい住んだ私の感じでは、たしかに梅雨の時期は湿気がある。連日雨が続くとノートに鉛筆で字を書くと湿気を含んだ紙がへこんで書きにくくなることもある。あとの時期はそんなに湿気は多くない。台風や低気圧などの影響で一時的に湿度が上がるが大方は乾燥気味である


 
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