屋久島生活の断片・日誌編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.112  ペンキ塗り替えのこと H15.01.27)

屋久島に引っ越してきたのは阪神・淡路大震災の日だから、今のわが家に来てから8年過ぎたことになる。ということはわが家が8年間の強い日射と台風などの風雨に耐えて来たということである。今回屋根と変色や損傷の見られる東壁のペンキ塗り替えをしてもらった。

ペンキやさん(後ろの木で輪郭が
はっきりしない)
が屋根の塗装中
 

手前の壁が東壁、破風は未塗装

屋久島へ来て2年目の直撃の台風では、屋根のカラーベストがはがれ天井裏が水浸しになった。東壁側は周囲の地形が平坦で風除けになる木もなく強風がもろにあたる。勝手口のひさしがあおられ上下に振れて、付け根部の外壁が割れ、壁から雨水が流れ込んだ。外壁はしなり台風が過ぎた後には壁を打ち付けた釘が浮いて飛び出していた。

それ以後はそれほどの強烈な台風に見舞われなかったので、屋根は壊れた瓦を交換してもらってからは破損することはなかったが、強い夏の日差しのせいか色があせてしまった。またそれほど日差しが強いにもかかわらず、屋根の北向き斜面は雨が降ると乾きが遅いらしく、コケが生えて黒い汚れが目立つようになった。

東壁は飛び出た釘を打ち付けて元に戻しその上をコーキングした。ひさしはステンレスの太い針金で固定し、割れた外壁もコーキングした。コーキングはクリアなので初めは目立たなかったのだが、その後の年月の経過で不透明な白っぽい跡になって汚らしくなってきた。また8年の間強い風雨にさらされてか、だんだん壁の塗装面が薄くなって下地が見えまだらになる部分も出てきた。

住宅補修業者の広告を見ていると、屋根が6〜8年、外壁は7〜10年でペンキ塗り替えするのがよいと出ている。わが家は8年だから全面塗り替えでも不思議はない時期のようだが、根がケチなので変色・損傷が目立たないところは悪くなるまでやらないことにして、今回屋根と東壁のみ塗り替えることにしたのである。

工事は近くの個人営業のペンキ屋さんに依頼した。
14年11月18日 見積り依頼
11月20日     現調(屋根、東側壁面)
11月21日     見積もり受領・発注
          (工事は混んでいるとのことで15年1月)
15年1月8日 屋根・壁洗浄(壁は4面全面洗浄してくれた)
1月10日    壁の継ぎ目・割れ部分コーキング
1月15日    塗装(屋根はシーラントを含め3回塗り、
                   壁は2回塗りのようだった)
1月16日 支払い

むかし住んでいた家は、屋根はトタン、壁はラワン材だった。DIY店でペンキなど材料を買って自分で4〜5年ごとに塗っていた。しかしもう私にはその気力はない。今の家ではワンコートではすまなそうでさらに大変である。一昨年東京で旧友と会った際、彼は退職したらマンションに住む予定だと言っていた。屋根に上って修理したりペンキを塗ったり、植木の手入れをしたり人を頼んだり、もうやる気がしないというのが理由である。私はそのときはまだ自分でやる気だったのだが、結局はだんだん彼のいうような気分になってしまった。


 
 Home   back