屋久島生活の断片・日誌編
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No.98  犬の迷惑のこと H14.07.01)

何週間か前ころ盛んに犬の放し飼いをやめるようにとの集落放送があった。放し飼いあるいは野犬による被害でもあったようで、保健所で野犬捕獲ケージを仕掛けるので飼い犬を放し飼いしないようにとの注意である。そういう放送があってから庭に犬のウンチを見かけなくなった。それまでは何日おきかに必ず我が家の庭の芝の縁にウンチをされていたのである。朝起きると庭をチェックしてウンチがあればそれを片付けてから我が家の犬を庭に出していた。夜か明け方にでもしていくらしい。

(我が家の犬 生後10ヶ月 25kg)
やさしそうな顔をして寝ているのを見ると
安心しているのだなと思えて可愛い。
我が家の犬は室内で飼っているので用便は
トイレシートでするものと思っているよう
である。庭に出しても、散歩に行っても、
シッコやウンチは外でしない。
したいときは自分で帰りを急ぎ、家に
帰ってからする。

初めのころはウンチを見つけたときは片付けるが、わざわざ事前に探して片付けることはせず家の犬を庭に出していたのだが、あるとき芝の茂みに鼻を突っ込みぺろぺろやっているのに気づいて見てみるとウンチをなめている。それ以来ウンチを事前に探して片付けてから犬を庭に出すようになったのである。ウンチはドッグフードによるものだからどこかの家の飼い犬の仕業である。

我が家の犬はそのウンチをなめては鈎虫にやられたのではないか。そういう疑いも出てくる。いつだかどこかの公園でまかれていた毒入りのえさを食って犬が何頭か死んだというニュースがあった。糞をさせてそのままあるいは犬を放して人の迷惑を考えない飼い主に腹を立てた人間が仕返しをしたかと思えるような事件であった。私もしょっちゅう家の庭にウンチをされていい加減腹を立てていたから、殺すのは行きすぎだと思うが動物愛護の名の下に悪さを放置しっぱなしでは仕返しをした人間の気持ちが分からぬでもない。私もなにか懲らしめる方法はないかなどと考えないことはなかったが最近どこかで問題があってか、野犬狩りあるいは野放し犬捕獲の放送があり、その効果があってこのところウンチをされなくなったのである。

放し飼いの主は自分の犬に被害が及ぶと聞いてマナーを守るようになったようである。しかしそれは公の野放し犬捕獲実施の報に、悪さをしていない自分の犬が捕まっては大変と被害者意識で少しの間自制しているだけなのかも知れない。庭にドッグフードのウンチをされることは当地に引っ越してきて以来断続的に発生しているのでそう思うのである。


 
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