屋久島生活の断片・日誌編
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No.87  愛子岳などのこと H14.01.28)

昨年皇太子ご夫妻にお子様がご誕生になり、敬宮愛子さまと命名された。屋久島では一昨年世界自然遺産会議で皇太子ご夫妻が来島されたこともあり、お祝いの「おめでとうございます。またおいでください。」というような横断幕が掲げられたりした。

私が愛子という名を聞いて、はじめに思ったのは屋久島にそういう名の山があったなということである。空港の近辺の集落の奥に愛子岳という山がある。今年になって県道の小瀬田あたりを通っていて、結構きれいに見える愛子岳登山道入口の道標があるのに気がついた。愛子さまご誕生にあやかって愛子岳に登山する人が増えるだろうと立てたかきれいにしたものと見える。

写真(左): 道標 (写真を撮りに行ったら、
                道路工事のためか路側に倒して置いてあったが造りは新しい)
写真(右): 店の焼酎「愛子」の看板

小瀬田の県道沿いで看板に焼酎「愛子」とでている店がある。この焼酎の名は愛子岳からとったものだと思ってはいたが、愛子さまと命名されてからTVで「愛子」という焼酎があると報道されたので興味を持って道路標識の写真を撮りに行った帰りその店によってみた。聞けばその店がTVに出た店である。

焼酎は棚に置いていない。店員に聞くと今はないと言う。そこで愛子岳は集落で特別な意味があるのか聞いてみたら、店員は分からないからとおかみさんを呼んでくれた。屋久島では海よりも山を大事にして拝む。この辺りで大きく見えるのは愛子岳だけでその対象として親しまれているということである。そして愛子岳にまつわる言い伝えなどを教えてくれた。

屋久島ではそれぞれの集落で山の神をまつっており、祭ってある山がそれぞれの集落の奥にある。毎年岳参りといって登山してお参りする風習がある。おかみさんに聞いてもはっきりしなかったが、愛子岳は小瀬田という集落の岳参りの山なのかもしれない。

おかみさんにTVで見たのでよってみたのだが、焼酎があれば記念に買おうと思っていたと言ったら、倉庫にとってあるのがあるからと出してくれた。今は残りが少ないので人を見て出してくるようである。もう少しすれば焼酎もいっぱい入荷するのでお客さんに対応できるようになるらしい。

慶祝 内親王 敬宮愛子さま
        というラベルを貼った焼酎「愛子」

販売はその店だけらしいが製造は屋久島で有名な焼酎「三岳」
とおなじ会社
 
中身は「三岳」と同じか違う製法で製造したのかは
分からない900mlで1150円  これはパッケージ代を含む
記念特別価格ということかもしれない

また空港のそばに「あいこ亭」という食事処がある。いままであまり気にしていなかったのだが、これも近くの愛子岳にちなんだものと思われるので、地元と関係があるのか聞いてみたらその店で経営しているということである。この集落は愛子という名に愛着を持っているとのことで老人クラブは愛子大学とかいろいろな団体名などに愛子という名を冠しているとのことである。

愛子さまの成長につれ愛子さまブームが起こったりすると、登山をする人、焼酎を買う人や店にくる人が増え、地元の人の愛子という名への愛着が報われるかも知れない。

レオの現況

生後154日 15.4kg

このくらい大きくなりました
  (パッドの横幅98cm)

 

補足: 焼酎が高くなっていること  (2010/H22.10.23)

8年前に900mlで1150円だった焼酎「愛子」が、安売り店で3980円

 
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