屋久島生活の断片・日誌編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.85  初詣のこと H14.01.07)

元日に宮之浦の益救(やく)神社に初詣に行った。東京にいる娘が来ていて何かの本でその神社は由緒あるところだとあったから行ってみたいというので行った。千年以上前の宮廷の記録に載っているほど古い歴史のあるところらしい。娘は神様とか霊とかそういうものに自分は感じやすいのだと言って、参拝するとなんとなくこういう感じがしたなどと言う。

私は神や霊を考える気持ちは理解するが存在を信じるまでには至っていないから、参拝をそばで見ているだけである。神とか仏は信ずるものを救うのは当たり前、そうでないものにはなおさら慈悲をかけるという教えもあるから、不信心もそれなりの生き方である。何かにすがりたいと思わないことはないが、その何かは自分の頭の中にあるのだとしか今は思えないのである。

益救神社に行ったらアニメの顔なしなどの扮装をして参拝に来ている一団がいた。娘は孫娘がディズニーランドでミッキーにやるように一緒に写真をとらせてと頼んだので、私は顔なしと娘の写真を撮った。

孫娘は犬をお供に妻とお料理実習

孫娘は犬と遊びたいから神社に行くのはいやだとついて来なかったので、家に帰って顔なしに会ったと言うとうらやましがったり悔しがったりだったが、パソコンで写真を見せたら、勝ち誇ったように顔なしには足がないのにこれには足があるじゃん、靴を履いてる、人間じゃんと何度も言い募る。自分も顔なしを見たかったに相違ない。


 
 Home   back