屋久島生活の断片・日誌編
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No.82  七五三のこと H13.12.10)

娘のところの孫娘が七五三で、写真を撮ったというので送ってきた。娘が着た着物を送ったのだが、写真館で写真を撮ると、着物一式借りられて面倒がないからとそれにしたらしい。しかし娘本人はちゃっかり自分の着物で写っている。子供の写真といいながら自分が主役かという感じもある。しかし娘の成長が見てとれる。孫娘はとにかく可愛いく見える。

屋久島では七五三はやる人もいるのかもしれないがあまり話題に上らない。地元では大体11月の七五三をやらず、1月7日に七草祝いというのをやるようである。意味合いは七五三と同じようだが、かぞえ七歳の男女を祝う行事である。集落の公民館で区の役員や父兄などが集まって祝われる。子供が着飾るのは七五三と変わらない。

TVで見たところ鹿児島のどこかでは七草に着飾って各家を回り祝ってもらう風習があるところもあるようである。当地でも親戚を回ったり呼んだりして祝うのかもしれないが、集落中心から離れており小さい子供もいない移住者の我が家では情報が入らないから良くわからない。多分そうではないかと想像している。

11月15日は例年ポンカン祭り(日本に始めてポンカンを移植した黒葛原翁の業績を記念して行われる)である。その連絡の集落放送はあったが、七五三の話題はなにもなかった。だから五と三の祝いは無いようである。だが物心がついて記憶にも残るだろうかぞえの七歳に男女とも合わせて祝う七草のほうが私としては合理的で良いと思う。家のものや親戚に祝われるのと別に集落の人たちからも祝われることは、社会性の観点からも良いことのように思われる。


 
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