屋久島生活の断片・日誌編
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No.73 牧畜のこと (H13.10.08)

屋久島に引っ越して来た頃子牛が何頭も群れをなして家の周りにやって来たことがある。放牧場から抜け出して迷ったようである。びっくりして集落の事務所に連絡したら軽トラックで持ち主が連れに来たが、引っ張って行くわけでなく先導して行くのに牛がついて行くのを見て感心したことがある。

5年前家のそばに来た子牛 家のそばから見える牧場
(遠くに見える開けたところ)
中間にできた牧場と飼育舎
 (左端の建物が飼育舎)
JAや役場の車がいたから
共同飼育場で間違いなさそう

家のそばの高台から見ると開けて見えるところが気になっていたが、それは牧場だった。また人家に近いところを散歩をしてもところどころにちょっとした運動場みたいな牧場とか飼育舎がある。春に尾之間のJA購買のうしろ側に人が集まっているので何かと見に行ったら、競り場があって牛を競りにかけているのを見たことがある。県道を通っているだけでは、観光業、農業、土建業、屋久杉加工業が産業として目につくが牧畜業も産業の一翼を担っているようである。

昨年だったかバイクで中間あたりに行くと大きな造成工事をしているところがあった。林を開いて丘のようになっている。最近行ってみたらその隅には飼育舎が建って牛が飼われている。人に聞いたところでは共同飼育場だということである。上屋久町では過去に共同飼育場を経営不振で閉鎖した経緯があるらしいが、ここ屋久町の牧畜業は拡大しつつあるということかも知れない。

今世間では狂牛病で大騒ぎである。それで近くでも牛を飼っているのを思い出してしまった。私の住む集落は屋久島で一番牧畜が盛んなところらしい。影響がなければよいと思っている。


 
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