屋久町広報の7月号に小島でどじょうの養殖を始めたという記事が出ていた。鳥取の米子産どじょうの稚魚を持ってきて養殖しているとある。年間30トンの出荷目標で9月に始めての出荷を予定しているとのことである。
|
屋久島どじょう生産組合というのを作
って屋久島の新しい特産品にすること
を狙っているらしい。小島は隣の集落
で近いからどんな風になっているのか
みたいと思うがのだが場所が分からな
い。組合長の名前を見ると小島の商店
の主人らしいのでそこで聞けばわかる
だろうと行ってみた。 |
場所は岳南中学の北側の上の休耕田を利用している。奥さんか嫁さんだと思われる女の人が教えてくれた。先日も来た人がいたが行って見てもどじょうの姿は見えなかったと言っていた、暑いから巣みたいな処に隠れて動かないらしいということである。
養殖場に行って見るとたんぼ2枚にそれぞれ防水シートを敷いて水を張っただけのように見える。鳥対策か水面から1mくらいの高さに網がはってある。たんぼと同様に用水から常時適量の水を流し込んでいるようである。
50kgの稚魚を放流したということであるがたんぼのどじょうの密度がどのくらいなのか分からない。隠れていて見えないのか、小さ過ぎるのか、あまりに点在していて見えないのか私にもどじょうは見えなかった。
どじょうの稚魚は何グラムあるのだろうか。100倍に太れば5トンになる。30トンなら600倍に太らせるということか。あるいは年に何回も放流するということか。柳川どじょうを食わせるところが季節営業だとは聞いたことがないから通年出荷を目指すとなると大変そうだ。どじょうを集める時はたんぼを干しながら一箇所に集めるのだろうか。それならたんぼの枚数がうんと要りそうだけど、2枚を交互で間に合うのかな。
そんなことを考えながら見学していたが日差しに焼かれて我慢できなくなって5分も持たず帰路についた。やっぱりどじょうも日差しを避けて隠れているのかも知れない。
補足: どじょう初出荷のこと (H13.11.12)
町広報11月号によれば9月27日成魚33kgを東京の「駒形どぜう」に初出荷したそうである。