屋久島生活の断片・日誌編
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No.56 名刺のこと (H13.06.11)

昨年来妻が羊毛手紡ぎグループの名を入れた名刺を作りたいとさかんに言っていた。展示会などで知り合いになった人などに名前を説明するのが大変だからという。名前が一般的な割に使っている漢字がちょっとわかりにくい。まあそうだろうな、作れば良いんじゃないかと軽く答えて私はたいして気にしていなかった。

今年3月一緒に上京した折のことである。妻がグループの人達と会った日、ホテルに帰ってきてから告白したいことがあると言う。グループで積みたてていたお金が貯まったからイギリスのシェットランドに羊を見に行くことにしたとのことである。昨年秋にみんなで集まったときに決めていたのだが、亭主どもには行動開始間際までは黙っていようということにしていたらしい。

それでさかんに表は英語で裏は日本語の名刺を作りたいと言っていたのだなと知れた。趣味の世界のことである。名刺も趣味の添え物である。そんなに使う機会はないと思うものの持ってみたいと言う気持ちも分からぬではない。ためしに一つ作ってみようということになった。

私が案を作って、これで良かろうとなったものを名刺作りますの判こやに、案をプリントアウトしたものにスペルや漢字を分かり易く鉛筆で大書して渡した。出来るというので頼んで、出来あがるのを楽しみにしていたが、出来あがったのがちょっと自分達の頼んだものとイメージが違う。字体やレイアウトが思うようでない。ちょっとがっかりというところである。

妻は今イギリスへ行っている。現地に居住の同好の日本人を仲立ちにして現地のその方面で名の知れた人と交流の機会がありそうとのことである。その名刺が役立つかもしれない。


 
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