屋久島生活の断片・日誌編
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No.55 水抜きバルブのこと (H13.06.04)

(H13.05.14 No.52「雨と水道のこと」のその後のことである。)

一週間くらい後のこと我が家の前の舗装道の真中にある水道バルブの蓋をカチカチやっている人がいる。そのバルブからは我が家にしか配管されていないから何事かと出て行った。やっていたのは役場の水道係員だった。

水抜きバルブ我が家の
     横の公道端にたった)
近所の水道管末端

近所の家から水道の汚れに耐えかねてクレームが出たとのことである。その家へ行く水道管のバルブを探していたとのことである。以前我が家は一軒家だった。その後周囲が開発され数軒家が建った。だから私は付近の大体は知っている。その水道管は我が家へのバルブのちょっと上流の太い管から分岐して他所を通って他の数軒に行っている。そのバルブは道路工事の時埋められてしまい今は地中にある。

水道係の人は暫定対策として水道管に水抜バルブを付けたいとのことである。私はそれなら太い管路に付けた方が汚れの抜けも良いだろう、抜いた水を流すためにも排水溝の横の太い管に付けたらどうかと言った。太い管は排水溝沿いに近所の家の敷地側に敷設されている。しかし水道係の人がその水道管に水抜バルブを付けたいと言ったら断られてしっまたようである。

結局はクレームを申し立てた家へ行く太い管ではなく、我が家がつながっている細い水道管の系統の下流に水抜きバルブが設置された。排水溝もないところである。太い管にバルブ用分岐をつけバルブの位置は迷惑にならない路側につけると説明すれば近所の家の理解が得られそれなりにクレームに有効な位置になったのではと見ていてなんとなくすっきりしなかった。

だがあとで近所数軒の末端の空き地に行ってみたらその土地に家を建てる時の為に立ち上げてある細い盲水道管にもバルブがつけてあり当該系統でも一応水抜きが出来るようにしてあった。

水道係の人はこの対策には自信が無いようである。大雨の日クレームを申し立てた人に浄水場を見に来てもらいたい。泥まじりで濁ってすごいと言っていた。砂で濾過しているが色がつくのは如何ともしがたいらしい。数年後に取水場所を変える計画があるとのことである。


 
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