屋久島生活の断片・日誌編
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No.49 火災騒ぎのこと (H13.04.23)

最近近所の有名ホテルで火災騒ぎがあった。消防から「XXホテルで火災発生、消防団は出動せよ」の町内放送があった。しばらくして消防車のサイレンも聞こえた。高台に行って見ても火の手は見えない。その後なあーんだということになった。消防が苦笑いしながら伝えているような感じで「ボイラーの故障で黒煙発生の為で火災ではありませんでした」と放送があった。

火災騒ぎのあったホテルの遠景

火災でもないのに確かめもせずあわてて火災通報をして消防を呼んだものと思われる。燃焼不良で黒煙が出たものと思われるがその場での原因推測・現場確認や状況分析・判断ができないほどパニックになってしまったようである。歴とした企業のホテルだったからその割に管理体制や対応能力のおそまつさを感じさせる事件として事件の少ないこの辺では結構笑い話の種になっている。

こういうことがあると消防はホテルを指導するのかなと思う。防災体制を再確認せよとか、訓練をしっかりせよとか、あるいは管理責任を問うかもしれない。そして火災通報の誤報をたしなめるのではなかろうか。

しかし私はそういうことはしないで、よくぞ通報したと誉めてやった方が良いと思う。徹底して責めるなら別だが中途半端に責めると本当の時要らぬことを気を回し対応が遅れては人命にかかわることもある。誤報になろうが何しろ通報、その方針や良し、さすがXXホテルと誉めてこそ防災の効果大ではないかと思われる。


 
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