屋久島生活の断片・日誌編
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No.42 イモゾウムシのこと (H13.02.26)

2月25日集落の奉仕作業ということでイモゾウムシのえさになる自生アサガオの根絶作業に参加した。昨年だか一昨年の自生サツマイモ根絶作業に続きイモゾウムシ対策の奉仕作業は二回目である。

(左): アサガオ

(下左):作業前の我が家南の荒地

(下右):作業後の我が家南の荒地
    (中央部は集積した草木)

屋久島では3年くらい前にゾウムシ、アリモドキゾウムシが大量発生しサツマイモ生産が被害を受け、以来サツマイモの作付けは中止してムシの根絶作業が続けられている。屋久島地区アリモドキゾウムシ等防除対策協議会というのが設置され作業していたが、最近各集落も協力員を出して怪しい場所を探したりしている。今回はをわが集落で発見された荒地などのえさになる自生アサガオを区民で処置しようというものである。

ムシの生息しそうなところをなくすにはまず藪を切りはらい次いでそれらを焼いてから防虫剤だか殺虫剤だかを撒くらしい。今回の作業は主にアサガオの生えているところの草払いである。私はムシがアサガオ科の植物をえさにしているということをこの作業で学んだがムシがどこに住んでいるのか、そのえさがなければ死滅するのかどうかは知らない。

何週間か前我が家の隣の無人の家(別荘)にアリモドキゾウムシ等防除対策協議会の人たちが来てアサガオの生えているところを草払いした。そしてその南側の荒地のアサガオがいっぱいのところも一部草払いした。我が家の南側の庭に面した荒地部にも少しアサガオがあったがそれは彼らが来るずっと前に私が気になっていたので引き抜いておいた。その部分まで丁寧にまた草を払ってくれた。しかし自生の木などを刈られないようにと周りの草を払ったり踏みつけておいたのだが木を刈られてしまったのは残念だった。

今回はその場所のやり残し部分の荒地が私たちの作業域だった。自分の家を建てるために敷地の木は切ってしまっているのに勝手な言い分だが、木を切られるのを見るのは好きでない。私は雑木でも生えてだんだん大きくなっていくのを見るのが好きである。だが今回は木に覆いかぶさったアサガオをとるために大きい木も切られた。ムシ防除のためと思っているがなんか寂しい。

この作業で私は痛い目にあった。アサガオのツルを木からもぎ取っていたら、前に私がいるのに後から枝切りはさみでツルを切ろうとした人間がいて、私の尻の横を一緒に切った。ムシ防除より木が気になっていたバチが当たったのかもしれない。

痛い目にあった私の尻の右側

 
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