屋久島生活の断片・日誌編
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No.34 クリスマスプレゼントのこと (H12.12.24)

妻のところへSpinComの仲間四人のうちの二人から一つのクリスマスプレゼントが届いた。ニュージーランドの手袋である。それは以下のような経緯で妻に送られてきたものである。

(添付の説明の訳) Sanquhar Gloves
                   (Duke Design)
この技術は少なくとも200年の間Dumfriesshireの
小さな町Sanquharで世代を経て受け継がれてきた。
もともとは非常に細い針で白と黒の植物繊維の糸を編んでいたものだが、
いまはコントラストのある色の毛糸で編んでいる。いくつかの柄があるが
Dukeは今日最もポピュラーな柄である。この手袋の特徴は手首部分に
必ずする人のイニシャルが入っていることである。
(ということで妻のイニシャル
が入っている。
      作者はHelen Gifford−mooreさん。

今年春ころその二人がニュージーランドのウールフェスティバルに行った。会場でおばあさん達が手袋製作の実演をしていた。話を聞いてみるとおばあさん達は集まってお茶を飲んだりするとき、噂話をするだけではなくなにか手を動かしてやろうとする姿勢がある。また芸のこまかさやデザインもいろいろある。二人は人生の楽しみ方が自然に生活のなかに入っていることに感激したそうである。

手袋は手紡ぎの毛糸で細かい編みこみをして作られる。70歳くらいのおばあさんがひとつひとつ注文を聞いて作ってくれる。そこで自分たちの手袋を注文したそうである。その場ではすぐできないから手袋は帰国後送られてきた。

二人が帰国してから妻が会った時、以上の話を聞き手袋を見せてもらった。妻も欲しいと言ったら住所を聞いてきたから頼んであげるということになった。

そして出来てきたものが二人から妻へ送られてきたのである。二人は相談してSpinComの妻を含む残りの二人にプレゼントをしようということにしたらしい。買うつもりでいたものがクリスマスプレゼントとして届いた。

妻は大層喜んで私にそのいきさつを話してくれた。

 
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