屋久島生活の断片・日誌編
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No.07 交通事情のこと (H12.06.08)

妻が今日上京した。飛行機で行った。航空券は2日前に手元に届いたが現物が手に入るまではなんとなく落ち着かない。私たちは予約受け付け証明が手元にない予約などに果たしてきちんとやられているかが不安になるたちなのである。年に1回か2回念入りに計画し会う人と日程調整もしているのに土壇場でだめになるのを恐れてしまう。運行の安定性は船の風波による欠航の多さに較べて飛行機は格段によい。切符を手に入れてしまえばまず心配ない。

屋久島空港 宮之浦港

屋久島の島外との交通機関は飛行機、フェリー、水中翼船である。島内の公共交通機関はバス、タクシー、レンタカーである。バスは船とは時刻表がリンクしているが飛行機とはあまりリンクしていない。タクシーは空港と港では客待ちをしているのを見るが流しているのは見たことがない。殆ど呼び出しのようである。

旅行者が空港からあるホテルまでタクシーに乗ったら6000円くらい取られたと憤慨していたのを聞いたことがある。20数キロでも信号が殆どなくすぐ着くので近いと錯覚して東京横浜間をタクシーに乗る意識にならないようである。

バスは1時間に1本くらい。タクシーでは金がかかる。だからパック旅行などで観光バスにのって回る人以外の旅行者の多くはレンタカーを利用する。

屋久島では交通手段のメインは車である。だが県道と一部の町道らしきところを除き2車線の道路はない。殆ど1車線である。また主交通機関が車の割には町中に適当な駐車場が整備されていない。島外へ行く時には特に空港や港の駐車場が空いていなかったらどうしようなどと何時も心配する(空港は5月の世界自然遺産会議対策でか少しよくなった)。

免許を持っていないものやちょっとからだが不自由でも行動意欲のある年寄りにも交通機関のありようはやさしくない。バスの頻度は少ないしちょっと用足しでも10キロ20キロだからタクシーに乗れば高くつく。思うように外出できない。買い物にも行けない。

妻は当地へ引っ越してくる直前に運転免許を急遽取得した。当地では自動車学校は種子島に行かないとない。合宿して取りに行かねば成らぬときいて慌てて引越し前に取りに行った。

 
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