屋久島生活の断片・日誌編
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No.01 不快な虫のこと (H12.05.05)

だんだん暑くなってきたので家に虫が出まわるようになってきた。今出てくるのは薩摩ゴキブリと我が家でひまわりの種と呼んでいる小さいゴキブリである。(年間を通してみればたまに都市部にいた時見たようなゴキブリやゲジゲジやムカデも出る)

そこで今日は薬を散布した。薬はシロアリ用のアリタイジというのを水で10倍に薄めて家の基礎と外壁の隙間のところにまく。まいた直後に薩摩ゴキブリが出てきて死ぬ。ムカデなどがいるときはかなり遅れてでてくるし弱ってはいるがなかなか死なない。今日のところは薩摩ゴキブリが殆どだった。

 大きめの5匹が薩摩ゴキブリ
 小さいやつは何だかわからない

薩摩ゴキブリは石の下とか木の隙間など暗いところを好むようだ。昼は見えなかったのに夜ヘッドライトで照らされた壁に無数にうごめいているのを見たことがある。そんな時は気持ち悪いがあまり人をびっくりさせるようなことはない。

都市部にいた時見たようなゴキブリは年に数回くらい出てくる。むかし見たものよりギザギザ感があり動きもかなりすばやい。不意をつかれるとびっくりすることむかしと変わらない。

私の経験では大体夜寝ているときにかさかさ音がするとこいつである。なげしの裏で動き回っていることが多い。寝ているとき身体に触られてからはなげしの裏に新聞紙を詰め動く音が聞こえやすいようにした。音が聞こえたらすぐそこへ殺虫剤をまき出てきたところを捕まえる。

ひまわりの種のようなゴキブリは部屋の中をよく飛び交う。これは顔もよく見えないほど小さいのでこわくない。ティッシュでつまんで処分する。

ゲジゲジは年に数えるほどしか出て来ない。引っ越してきた当時床下にもぐってみたところでは風呂場のそばの基礎のあたりにだけ集まっていた。湿気のあるところを好むのかもしれない。かなり大きいので出てきたらびっくりするが攻撃的な感じはしない。折り込み広告の紙などでたたいてからくるんで捨てる。

ムカデは本当にいやだ。薬をまくようになった発端はこいつをやっつけるためだった。大体出るのは雨の時期である。雨を避けて家へ避難して来るようだ。その後出て来るやつは家に居着いたやつと思われる。

引っ越してきた年の梅雨どきかなり強い雨の日の夜寝ていたら畳になんかボトンという音がした気がした。夢うつつに大雨で雨漏りかなどと考えていたようだがそのまま寝入ってしまった。夢で釣りをしていて針を頬に引っ掛けてしまいそれを手でとろうとしているのだがなかなかとれずいイタイイタイと無理に手で針をとろうとしていたら変な感触で目がさめた。虫だと思って飛び起きた。

部屋の中を捜したら布団の足のほうの下にムカデが隠れていた。布団をめくったときの動きはすばやくかつ20センチくらいあるのではと見える大きさにこわかった。そばにあった雑誌でたたいて動かなくしてから紙にくるんで捨てた。動かなくなったのを見ると節が縮んだからか10センチあまりだった。

翌日医者で薬をもらい塗っていたが1週間くらいは痛かったような記憶がある。これに懲りて我が家では蚊帳を買いその縁を布団の下にはさみこんで寝ている。

妻はそれでもムカデにかまれた。寝ていて背中が痛くむずむずするのでパジャマを脱いでみたらムカデだった。押入れの中でパジャマに潜んでいたらしい。寝具などよくふるってから敷いたり着たりしないといけない。

 

補足1: ムカデ写真 (H12.06.19)

先日の薬散布以来今日までに大小あわせ8匹のムカデを見つけ捨てた。殆どが薬で弱っているか死んでいるものだったが1匹は生きているのをつかみ刺された。先日素手で草むしりをしていた時のこと、右人差し指がちくりと痛い。手を見るとむしった草の中でムカデがくねっていた。すぐ放り出した。動いている時で10センチ以上あるような感じがした。


補足2: ムカデ写真 H12.08.27)

先日庭木の様子見をしていたら急にかさこそ音がする。ムカデがゴキブリを捕まえゴキブリが暴れたときの音だった。すぐ大人しくなって食われているようだった。

ムカデに捕まったゴキブリ

家の基礎の周りによくゴキブリの殻が落ちている。ムカデに食われた残骸かもしれない。だとすると薬散布の効無く家にムカデが住み着いているかもしれない。

 
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