屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.341 屋久島(173): レコードを聴く季節のこと  [H22(2010).05.17]

レコードつまり今はCDだが、私はこれを聴くのはPCの前に座っているときがほとんどである。午前の1〜2時間がその時間である。空調の風を長く受けているとどうも調子が悪くなるので、座っていて寒さを我慢しなくてよいあるいは暑くて汗ばみすぎない3月後半くらいから6月初めくらいの間が主に私のCDを聴く季節である。

多分200枚くらい持っていると思うのだがあまり聴きたいと思わないものは段ボール箱に入れて押入れにしまってある。まあ何回も聴いてもよいかなと思ったものをラックに収納して居間においてある。クラシックの数が多いのだがクラシックについてはその中でもこれはよいと思ったCDにはケースに紙のパンチ穴補強用のパッチを貼り付けてある。私のお気に入りCDマークということである。

それらを毎日1〜2枚順番に聴いていく。そのあと女性ボーカルのCDを聴く。近年は人の声、それもピュアといわれるソプラノ系の歌手の歌に惹きつけられるようになって集めたものである。その後に耳に挟んで興味を持った歌を歌う日本人歌手のCDを聴く。それらを合わせると聴くのは全部で100枚ちょっとあると思われる。

毎年聞いているのだが、その年によって気分状態によるのか耳に入って印象に残る曲は変わる。しかし自分の好みが変わっているわけではないから、あるいは聴いているその日の気分で同じ曲でも印象に残る日と残らない日があるということかもしれない。今年今までに印象に残っているいくつかを 挙げると以下のようである。

クラッシクでは、ベートーベンの交響曲第5番「運命」(ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)、ベートーベンの交響曲第7番(オットー・クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団)、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」(オットー・クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団)、チャイコフスキーの交響曲第5番(レオポルド・ストコフスキー指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団)、リムスキー・コルサコフの交響曲「シェエラザード」(レオポルド・ストコフスキー指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団)。何か今年は指揮者とかテンポとかと気分が合ったような気がする。他に富田勲の「月の光」も印象に残った。

歌では、サラ・ブライトマンの「time to say goodbye」というタイトルのCD、サラブライトマンは何枚も持っているが聴くのはこれに落ち着く。シセルの「シセル・イン・シンフォニー」、これも聴いていてよい。しかし解説に載っているシセルの全身写真の印象が肉感的で歌と合わない。写真を載せないで声だけの方がなお良かったとずっと思っている。イジーの「new dawn」、ヘイリーの「Treasure」は声の質が好みである。日本人歌手のCDでは、小林旭の「旅空・夜空−熱き心に−」。何かの拍子に聴いたとかで入手したものだが惹きつけるものがある。日本語の歌の場合は歌詞がかなり印象を決めるにウェイトを占めるようである。


 
 Home   back