屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.294 親知らずのこと  (H21.02.02)

歯のことである。二年くらい前に右下奥歯の後ろ側が虫歯らしく具合悪くなって半分くらい削って金属冠をかぶせた。しかしその後も周期的に奥歯の後ろの親知らずの生えるあたりが痛くなり奥歯の後部から膿がでる。そして今まで歯周病の治療ということで定期的に歯垢除去に歯科医院に通っていたのだが、この1月下旬奥歯の後ろの痛みがかなり強いので内部で何か起こっていないかと訴えた。

レントゲンを撮ってみたら、奥歯の後ろのむかし抜いたとばかり思っていた親知らずのところにまだ親知らずがあった。以前レントゲンを撮ったときには今回のような痛みがなかったのでの注意を引かなかったものである。砲弾型の親知らずが前端を奥歯の根に当てた状態で横倒しと言ってよいほど前方に傾斜し肉の下に隠れていたのである。奥歯に接した部分の下側に炎症ができても親知らずが邪魔をして治療作用が十分届かないのでここにきて痛みがかなり強くなったようである。

レントゲンを撮ったところでは、他の三ヶ所の親知らずは抜いてある。多分20代か30代はじめころまでに親知らずを抜いたことは記憶している。それで私はすべてを抜いたものと思い込んでいたのだが、思えばときどき親知らずの残っているところがむかしからかすかに痛かったり痛痒かったりした覚えはある。いま思えば残っていた親知らずのせいだったようである。

今回その親知らずを他の親知らずから遅れること三十何年かにして抜いた。これで奥歯の根への圧迫もなくなり痛さはなくなり膿も出なくなるだろうと思われる。2年位前に健診を受けたときは死ぬまで歯を抜かないで済みそうだと言われた。そのときは今回の箇所のことが頭の隅にかすかに引っかかっていて素直に喜べなかったのだが、その懸念がなくなった今は定期健診を怠らなければそれが実現するだろうと思い始めている。


 
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