屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.283 屋久島(150):清潔にと言われること  (H20.09.22)

私はかぶれ易い体質のようである。今思えば移住した年に農道へ出る道の脇の木の枝が茂って邪魔だったので、冬で葉が落ちていてそれと気づかずハゼの木などにも登って枝切りをしたらしく鋸くずが首筋から背中や腹の方に入って汗にまみれたからかかぶれてしまった。それが当地でのかぶれ初めである。

以来、道端にはみ出した草や枝を時々払ったり切ったりするときは注意してやる。特に冬以外の季節には注意してハゼの切り株から生えてきた枝や実生なのか道端に生えた枝を切るときはアルミポールの枝切りで身体から距離をとって切る。それでもかぶれることがある。

また庭の芝生の中や垣根の根元などの雑草を抜くとき、時々実生の木が数センチ芽を出していることがある。葉がギザギザしたものである。他にも実生の木としてはシャリンバイ、ヒサカキ、トベラ、クロノキ、アカメガシワ、クサギなどが芽を出す。それらではかぶれないようなのだが、ハゼがどうか知らないが葉がギザギザしたのを抜くとどうもかぶれるようである。そう思うようになってからはツワブキやハイビスカスの葉をむしってそれで挟んで抜くとか手袋をして草むしりをするようにしている。

また犬が散歩で道端の草むらに寄って行って小便をするときがあるのだが、そのとき道端に生えている草の穂に腕が触るとかぶれるようである。葉はとがっているがそんなに高くなく、穂の茎だけが一本高く伸びている草が怪しいと私は思っているが定かではない。夏時の犬の散歩時は道端や草むらに犬が入り込むときは注意しているが、草に触る肘から手首当たりがかぶれることが多い。

かぶれた手でお腹を掻くとお腹が、首筋を掻くと首筋がかぶれるようである。また掻いた覚えがなくとも首筋がかぶれることもあるし、触った覚えがなくても手指や手首がかぶれることがある。無意識のうちにかぶれさせる何かに近づいたり、草むしり時につい汗を手や手袋でぬぐってしまって、それが思い当たる節のないかぶれの原因かもしれない。

今年は幸いかぶれで医者に行かずにすんでいるが、移住して以来一・二年ごとにかぶれると医者に行っている。毎回ステロイド系の塗り薬を処方される。チューブ2本くらい使用すると直ってくる。かぶれでかゆみがひどくて医者へ行くのは大体夏である。汗だくだくになるような日に行くことが多い。私はかぶれもそうだが、汗もすごくかく体質のようである。家で静かにしていても汗が流れる日もある。行く前に着替えて新しいシャツで行く。しかし車のところまで行くのに汗をかく。また車に乗ると熱気がこもっていて暑い。医者につくころには冷えるがそれまで暑い車中で汗をかく。そしてまた駐車場から歩いて行くまでの間の暑さで汗をかく。Tシャツには汗のあとがびっしょりである。

そして診察を待つ。汗は半乾きになるがシャツは汗臭い。そして診察、薬を出しましょうと言われたそのあとのことである。清潔にしてくださいと言われたことが何度かある。前夜は風呂に入っている。時には行く前にシャワーを浴びている。出かける前にシャツは着替える。しかし医者のところへ行くまでに汗にまみれる。診察までに二回くらい濡れては乾く。それで汗くさい臭いと加齢臭が混じってかなり不潔な感じで臭うのではないかと思われる。清潔に努めているつもりでも清潔にしてくださいと言われて酷暑の全身から出る汗を恨んでいる。制汗剤を買って脇の下や首筋、胸に塗ってみたこともあるがなかなか効き目がない。そして日常も不潔な臭いを出していやしないかと気になっているのである。


 
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