屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.231 バス炎上事故のこと  H18.11.28)

昨日のNHKのTV番組・クローズアップ現代で高速バスの炎上事故が取り上げられていた。火災の直接の原因はエンジン部分の燃料パイプ腐食による穴あきでの燃料漏れということである。それに至った要因としてはバスの利用代金が低迷し、バスの更新期間が長期化していることおよび整備費用を抑制しなければやっていけない状況にあるらしい。またバスの稼動走行距離はむかしは50万kmくらいだったのが、今では150万kmとか200万kmを超えても稼動させていたりして、現状の法定整備基準で想定している枠を超えてきている状況もあるらしい。

番組では150万kmとか200万km超の走行距離のバスの例が示されていたが、コメントをしていた有識者は従来走行40〜50万kmくらいで新車に入れ替えていたが100万kmでも大丈夫な強度はあると言っていた。一般の乗用車は大体10万km走行までは無故障で使用できるように開発しているらしいが、バスの場合は有識者の言から想像するに50万kmくらいかと思われる。

平均時速40km/hとして乗用車なら2500時間、バスなら12500時間エンジンが回るとなんらかの不具合が出てくる可能性はあるようである。私は当地へ移住してから商用電源を引いておらずディーゼル発電機の電力だけで営業しているホテルで設備関係の仕事をしていたことがあるのだが、そのときのエンジンのオーバーホールの基準は稼動10000時間ごとだったような記憶がある。

そのホテルで、二回目のオーバーホール間近か二回目のオーバーホールの後くらいに、件の燃料パイプに穴が開き燃料が噴出しているのが発見され燃料パイプを交換した経験がある。バスではクランプ箇所に穴が開いたということだったが、穴あきはその場所に限らないようにみえた。その時期と同じくして同系列のホテルではエンジン火災が同じ理由で発生したというはなしが伝わってきた。それ以後はオーバーホールごとに燃料パイプは交換しようということになった記憶がある。

当時の発電機のエンジンメーカーの整備基準には定期交換部品としてゴムホースなど指定されていたが燃料パイプは指定されていなかった。火災発生時の走行距離が大きいということは多分炎上したバスの基準もそうであると思われる。発電機の場合エンジンは屋内で床に固定され防音カバーで覆われていて環境的には車より好環境で動いているのに燃料パイプに穴が開くのだから、メーカーが耐久試験をしていれば当然そういう不具合は発生しており定期交換対象部品になるはずだと思うのだが、バスとかトラックのエンジンメーカーでそういう不具合が出ていなかったと言うのなら不思議である。


 
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