屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.197 屋久島(112):ディジタル推進のこと  H18.01.13)

1月12日のあるニュースサイトに「ディジタル推進大使知事訪問」という記事タイトルがあった。ディジタル推進大使なるものを知らなかった私は、光ファイバー網敷設を希望する離島などの学校の子供が知事を訪問して敷設推進を訴えたのかと思いながらクリックしたら、記事は地上ディジタル放送宣伝役として選ばれた女子アナ連がディジタル推進大使で、そのディジタル推進大使が県知事を表敬訪問したということである。

地上ディジタル放送推進というからまだ地上ディジタル放送に切り替わると決定していないのかと言えばそうではなく、総務省と放送各局でとっくの昔に切り替えスケジュールは決まっている。だからディジタル推進大使が推進しようがしまいが地上アナログ放送は逐次地上ディジタル放送に切り替わるのである。女子アナが県知事に会ったって何も視聴者に影響があるわけではないと思われる。

そもそも地上アナログ放送が逐次地上ディジタル放送に切り替わると、こういうことができるという宣伝は視聴者にはあまり関係ない。選択の余地なく切り替わることになっているのにその効用を論じることはもう意味ないのである。今までどおりテレビが見たいだけである。視聴者は、いつから切り替える、切り替わった放送を視聴するにはどうすればよい、現有の自分の受信機器を買い換える必要有りや、それとも追加で何かを買う必要有りや、そのどちらが安いか等を、自分の住む地域の特性に合うものとして知りたいのである。

私の住む地域は、屋久島の南側で鹿児島本土はもちろん種子島からも電波が届かない。それでもテレビは種子島から電波の届く場所にアンテナを立て、受信した放送信号をケーブルで配信するシステムがあるから見ることができる。電信柱にNHKという文字が見えるところもあるからNHKの難視聴対策で敷設されたようである。維持運営はテレビ組合というのがあって、私が越してきたときは入会金5000円、会費はいま月500円である。NHKに視聴料は別に支払っているから、視聴料はアンテナで受信できるところより毎月500円多くかかっていることになる。

こういうところで、地上アナログ放送が地上ディジタル放送に切り替わるとどうなるのか、というのが私のいう地域特性に合わせた情報ということである。いつ切り替えるのか、(地上アナログ+CATV)チャンネルだけの従来受信機ではどうすればよいのか、最近の地上ディジタル対応受信機ならそのまま使えるのか、あるいは別途それぞれの受信機によって何らかの機器を購入しなければいけないのか。組み合わせ機器案はいくつあってそれらの価格はどのくらいか。ディジタル推進大使がいちいち教えて回るわけではないと思われる。

テレビ組合を介して推進するのが手っ取り早い気がするが、推進展開がどうなされるのか気になる。

補足1: 地デジ開始日程のこと  (H18.10.03)

 テレビで12月から鹿児島が地デジ放送になるというPRが流れているので、屋久島南部の共聴ケーブルの地区はどうなるのかNHK鹿児島放送局に問い合わせてみた。

種子島・南種子の中継局がデジタル化するのが2008年だから、それ以降ということでそれから1年か1年半後くらいになるのではなかろうかということである。ケーブルは地デジアンテナ端子につなぐ。地デジ対応TVでない場合別途チューナーが必要ということである。

補足2: 地デジ放送のこと  (H20.11.26)

今月の町報と一緒に配られたビラによれば、今まで今年中に配信開始と広報されていた地デジ放送が設備の関係で来年一月にずれ込むようである。


 
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