以上のように申請に二回行かなければならない。そのとき「受診申請」と「支給申請」の書類の記入内容がほとんど同じである。受診申請なぞは窓口ですぐ可否が分かる類のものである。なぜ一枚の用紙でステップを追って流れるようにしないのかと聞けば、役場内の決済手順の都合でそうなっているとの説明である。また利用者に「受診決定」が知らされることはなく、実質誰でも受診後「支給申請」に行くかたちになっている。利用者としては「支給申請」だけにしてそのとき条件が合わなければ却下、合えば支給申請受付で何の支障もない。
役場内の都合(多分事務処理過程の証拠書類を残すためかと思われる)があるのなら、一枚の用紙で「受診申請」と「支給申請」の欄や回付・決済欄を設け、その業務処理基準(受診申請の証拠書類はコピーにするとか)を決めれば済む話ではないのかという気がする。「役場には業務効率化とかサービス改善することを検討する委員会でもないのか」と窓口の人に悪態をついてしまった。
保険証番号とか資格取得年月日はいつもかける電話番号と違って憶えているわけではないから、毎回申請のとき保険証を持っていかないとならない。金融機関の口座番号もそうである。わずらわしい。現実には申請の二回目の「支給申請」では保険証情報は一回目の「受診申請」に対するものだから分かるということで空欄にして出してもよいと言ってくれる。金融機関の口座も前回届けてあれば空欄で出してもよいと言ってくれる。窓口の人が好意で記入してくれるのだと思われる。
こういう現実があるのだから、利用者が人間ドック受診証明書と領収書と保険証と通帳を持って「支給申請」の手続きに一回行けば、あとは役場の振込みと支給額の通知書送付で済んでしまうようにして欲しいものである。受診することは決めている、補助金が出るものなら貰いたい。だから申請に行くのである。人間ドックを受診するしないを補助金が出る出ないで決めているわけではないのである。
補足1: 人間ドック補助金枠切れのこと (H2010/H22.10.26)
本日、11月に受診予定の人間ドックの補助金申請に役場に行った。来所目的を告げたら、職員から今年度の補助金枠は使い切ったので受け付けていないということである。当てにしていた補助金がもらえないことになって家計予算に影響大である。
受診希望者が多くなって従来同様用意していた予算を使い果たしたのか、今年度の予算が減額されていてもうなくなったのか知らないが、年度の後半で毎年定期的に受診することにしている人は来年度以降も補助金がもらえないことになる可能性が高い。補助金予算を希望者数増に合わせ増額するか、補助金額を調整して希望者全員に支給できるようにしてほしいものである。あるいは財政余裕がないなら制度廃止の方が公平性は保てる。
補足2: 補助金制度変更のこと (2011/H23.07.01)
補足1の人間ドック補助金財源不足の対策として今年から制度が変更になった。1回2万円・毎年連続申請不可(今までは3万円・毎年連続申請可)、毎年7月8月に申請、9月に審査し通知、利用は10月からでということになったようである。
申請資格:1)30〜75歳、2)6月の町の検診を受けていない人(高齢者優先、予算枠により漏れた人は翌年回し)、3)前年度受診していないこと(毎年連続は不可、2年に1回は可)。
私としては、自分の希望する時期に申請し必ずもらえるように額が減る方が使い勝手がよい。利用者を減らそうという制度ならきっぱり廃止した方がよかった気がしている。
補足3: 今年の補助制度 (2012/H24.03.09)
町の集団検診の案内が来て、2年に一回で2万円は変わらないのだが来年度の人間ドック補助については4月初めから9月末までが先着順の申請受付期間である。記載がないので役場に聞いたところでは、受診期間は7月初めから来年の3月末までだそうである。
4月初めから6月末に受診するものは補助対象外である。例えば4月の人はもう人間ドックを予約をしているはずである。補助金はもらえないことになる。補助申請期間については、制度変更の初年度から年度初めから年度末など通年の受診が可能なように申請開始時期を設定しその告知時期もそれに間に合うようにすべきであったと思われる。
かつての制度では毎年もらえて3万円、いまの制度では2年に一回で2万円。1年で考えれば3万円が1万円になって三分の一になった勘定である。ないよりましと言う人がいるかもしれないという感じのアリバイ作り的制度になっているような気がする。