屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.141 まいったこと H16.04.05)

先日変なメールが来た。TVなどでその名を聞いたことのあるような名が発信元のように見えるメールである。メールマガジンの申し込みを受け付けたというようなことが書いてある。身におぼえがない。私はメールアドレスを二つ持っている。一つはホームページの「メールはこちら」だけに使っているもので、もう一つはプライベートなものである。その前者の受信専用みたいに使っているアドレスに来たのである。

ホームページのものはHPに表示しているだけで、HPを見た人からの連絡用だから、自分から行動を起こして申し込みをするなどということはない。携帯の迷惑メールによくあると言われる機械的にアルファベットと数字を組み合わせてめったやたらに送信するやつだと思って無視した。

しかしほかの可能性を考えると気持ち悪い。私を知る人間はそのHPを公開していることは知っているし、プライベートなアドレスも知っている。またHPを見てメールを送ってきた人でも、相手が匿名でないときや署名すべきと判断したときにはプライベート・アドレスで返信しているから両方知っている人がいる。もしかすると誰かがいたずらしてあるいは悪意で自分のアドレスを騙っているかもしれない。また最近個人情報が流出する事件もある。可能性は低いがそういうことを考えると気持ち悪いのである。

昨今オレオレ詐欺にひっかかったり架空請求ハガキなどに応答してはあとで困っている人がいるとTVで話題である。このような迷惑メールにもうかつに「削除依頼」を返信するのも控えたほうが良いと思われる。来たメールはそのまま削除したが、発信元らしき名がTVなどで聞いたことがあるような名なので、大げさにしておいたほうが良いかと一応県警のハイテク犯罪担当部署に一報を入れ、あるTVのニュース番組にも投稿して置いた。

迷惑メールは他にも結構来る。そういうものは「送信者を禁止する」というやつで自動的に削除するようにするのだが、削除フォルダーに入るだけである。結局は最終的に自分で削除しなければならない。特に犯罪がらみは受信拒否できないと意味はない。プロバイダーと警察などが犯罪がらみ迷惑メールが出現したら協力してウイルスチェックのごとく受信前に排除してくれると助かる。

携帯では迷惑メールにはアドレスを変えろということが言われていた気がして、メールアドレスを変えてみた。しかし私のプロバイダーではニックネームという概念で変更するので、旧いアドレスがメールIDになっていると、旧いアドレスでも受信してしまうようで効果ない。迷惑メールにはなにしろ応答しないことしか手はなさそうである。

そう思っていた矢先、架空請求の正体を現した件の迷惑メール2回目と同時にウイルス対策ソフトのアップデートの通知とウイルスメールが来たようである。アップデートしてから切断し、不愉快な気分のところでうっかりとプロバイダーからの通知らしきメールの添付ファイルをクリックしてしまった。これでウイルスにやられてしまったらしい。アップデートの前に受信したちょっとのタイミングの差でかウイルスがチェックされなかったようである。

それから時間がたって、また接続しメールを読みこんでメールソフトを切っても、送信しているみたいに接続アイコンが光るし、切断しても本体からはディスクが動くたびにピッポッポと大きな音がするようになるしで、往生してしまった。システム回復とウイルスソフトのアップデート、感染ファイルの削除と一日わずらわしい日を過ごしてしまった。懲りてプロバイダーのウイルス・チェック・サービスに入ってしまった。


付録: 架空請求への対処法 (H16.04.05)

今回架空請求メールが来たので、県警にそのメールコピーを添付して連絡した。返事が欲しいときは連絡メールに住所・氏名・電話番号を書けとあるのでそのとおりにしたら、後日県警から電話があった。そのとき聞いたことは以下の通り。

・怪しいメールは、開かず削除したほうが良い。開くだけでこちらの情報が相手に送られるメールもある。
・もし開いても、削除依頼や返信はしないで削除すること。
・それでも続いて来たときは、地元警察に届けること。
・それで、問題発生時には警察が連絡ですぐ動いてくれる。

ということである。


 
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