屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.130 屋久島(73):ミミズのこと H15.10.20)

当地では、よく舗装道路の上にミミズが出る。雨も降らない乾燥した道にミミズが出て、干からびる。そういうことがしょっちゅうある。なぜだと言われればはっきり理由を言えない。しかしたまたま私が地震情報を見聞きし地震が記憶に新しいときに舗装道路上でミミズに遭遇することが何回かあって、素人のこじつけの類と思いつつも地震のせいではないかという感じを持つようになったのである。

ミミズが出る時期は、体感するしないにかかわらずTVで種子島沖とか奄美近海その他震源の地震速報があったりした時期の近辺のような感じがある。地殻の微小な振動や電位あるいは電流の変化などから危険を感知し回避しようとして一斉に地表に出てくるのではないか、これがTVの地震速報に気をつける習慣の私たち夫婦が、散歩しながらたくさんのミミズが動き回っているのを見ての感想である。

今回十勝沖地震が起きた後、家の周りではいつもと違う発見があった。これも本当のところは地震のせいかどうか分からないのだが、地震と結び付けてみてしまうのである。15〜20センチのモグラが舗装道路の真ん中で死んでいた。姫ネズミというのか体長5センチくらいのネズミが2匹これも舗装道路の真ん中で死んでいた。外傷はない。今回はミミズを数えてみたら1平米当たり約50匹が舗装の上に干からびている。犬が食った分を入れればもっと多いと思われる。みな地中の穴にいたものが出てきて死んだように思われる。

ナマズは地震を予知して騒ぐというが、もしかしてミミズやネズミやモグラも地を伝わる地震の兆候を察知して逃げるのではないかという気がするのである。今回はネズミやモグラまで出てきたとなれば、十勝沖地震は相当な異常信号を出すような現象が発生していた可能性もある。またたまに出てくるネズミやモグラと違って、しょっちゅう出る屋久島のミミズは観望天気の類として有望かもしれない。


 
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