屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.88  屋久島(46):町長再選挙のこと H14.02.25)

2月24日は屋久町町長の再選挙の日である。昨年の選挙は3票差で現職当選ということになったのだが異議申し立てがあって、選挙無効と裁決され今回再選挙となったのである。

昨年は公示前に現職候補を後援する人の我が家への働きかけは一回くらいだった。それに比べて対立候補を後援する人の働きかけはかなり多かった。近所の移住者で民宿経営する人が何度も訪ねてきたのが印象に残っている。その人に質問すると候補者が回答をよこしたこともある。そのように精力的に活動した人が今年は活動していないようで回って来ない。何か関係悪化の事情があったのかと気になってしようがない。

今年は現職候補側では後援会婦人部というのが精力的に回っているのが見られる。後援会青年部のビラも配布されている。前回は3票差で勝ったはずが無効になったから、今回は圧倒的差をつけて勝とうとする意気込みのようである。ビラなどの団体名からの想像では多分集落ごとに後援会を組織して活動密度を上げてやっているように思える。

対立候補側も後援する団体が動いているようでなんとか女性の会とか屋久島をよくする会などのビラが配布されている。対立候補の目玉政策は徳洲会と組んで屋久町の温泉ホテル建て替えを止めて老人保健施設をつくるということのようである。対立候補支援とは書いていないが徳洲会が老人保健施設を建設したいという計画のビラを配布しているのは対立候補支援のためと思われる。

徳洲会には両候補とも働きかけたのだが対立候補支援に決まったという噂である。ちょっと中傷合戦になりそうな気配もあったが両候補間で個人攻撃自粛の協定ができたとかで、その後その話題を聞かない。徳之島だったか徳洲会系とそうでない候補の後援者同士が喧嘩騒動を起こすような事態もあったがまだ屋久島では徳洲会の影響はそんなに強くないようである。

ある集落では24時間見張りをしているところもあるらしい。相手候補の応援者が自分たちの票固めをした家に巻き返しに来るのを警戒するためらしい。夜中に来て巻き返しをするとなれば金でやるしかないだろう、だからか刑事も動いている、その姿も見たという人の話も伝わってくる。町長選挙ともなれば応援も利害絡みになるようである。先年の上屋久町町長選挙では屋久町からの不正な住民移動があって問題になった。屋久町でもなにか起こるのではないかと観察している人はいるようである。


(追記) 選挙結果      (今日25日朝のTVニュースによる)

現職     日高十七郎 2791票 (当選・4選目)
対立候補   小脇清治  2462票


 
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