人口は年間[3人増]である。[転入・転出差10人増]マイナス[出生・死亡差3人減]で[7人増]となるはずだが、[3人増]と少ない。その差の[4人]は転入してその年に亡くなっている人が[最低4人]いることを示していると思われる。屋久島に帰って最期をという人がいるのかもしれない。
転入・転出差[10人]に対し世帯数の増加が[57世帯]と多い。これは新年度の時期、就職や進学で転出する人は世帯で転出しないが、転入する人は移住者や就職配属者など新世帯となる人が多いことおよび結婚によるものと思われる。
人口およそ7000人。平均寿命85年としてその人口を維持するには年あたり出生や死亡が80人強(単純平均で7000÷85=82+)あるのが妥当と思われる。地元での出生や死亡が比較的少ないのは若くして流出した人が子をなす頃にも死ぬにも帰って来ないことによると思われる。そしてまた流出した年代構成と異なる人すなわち出生や死亡数推計に単純平均的に扱えない年代の人が流入しているのだと思われる。転出の多くは地元の若い人で、転入は子育てはすんだがまだ元気な年代の田舎暮らし転入およびまだ子づくりには早い若い年代の期間限定の交替的転入がかなり多いのではないかと思われる。
ということで屋久島の場合世間のように出生率の低下もあるかもしれないが、どうもそれより若者の流出の結果として子づくりをする世代の人口が少なくなって必然的に子供の数が少なくなっているような気がする。
人口についてはとりあえずは地元の若者の流出に見合う転入者がいて7000人くらいに維持されている。今後も出生数は増えず田舎暮らし転入者が年をとってくれば死亡数が増える傾向になるのではと思うが、死ぬために屋久島を出る人も出てくると思われるので死亡数が増えるかどうかはわからない。