以上から考察してみるが蟹のように自分の甲羅に合わせて穴を掘っているような感じのコメントである。
年間費用合計を月当たりに直した298,518円は我が家が世間で言う老後必要生活費用の平均的家庭に当たることを示している。
田舎暮らしの生活費月10万円位という人は多分必須変動費を月当たりに直した124,398円からみて、基本的な毎日の生活行動に直接必要な費用を言っているのだと思う。独身で若ければ10万円以下でやれると思われる。
田舎暮らしの生活費月20万円位という人は多分変動費合計を月当たりに直した187,477円からみて、変動費全体のことを言っているのではと思われる。また15万円と言う人は旅行費用のようなその気になれば容易に止められるものは別枠で考えていると思われる。
食費一日一人当たり904円は来客などの分も含めてだからまあまあと思う。当地で勤めていたときの例では会社食堂で昼250円、夕350円だったから途中で缶飲料1本飲んで110円で710円、朝飯パンと缶コーヒーで200円、夜は家でささやかに缶ビール1本で210円。以上で1000円は軽く超える。独身サラリーマンでもこのくらいかかる。
固定費はサラリーマン時代は会社で給料から天引きされたり控除されたりしていてあまり意識しなかったものが結構な額になる。毎日の生活行動に必要な費用だけでは暮らしに保証がない。固定費も会社がかり(あるいは親がかり)でなくなると強く意識されてくる。田舎暮らしの費用を考える場合も忘れてはならない。