屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.33  屋久島(22):新年の夢のこと (H13.01.01)

新年を迎えるに当たって夢を語ってみる。妻の話からの発想である。妻は何年か前スエーデンのゴットランド島へ行った。ウィスビーという町が世界文化遺産になっているところだそうである。その町が過疎対策としてコンピュータだか芸術だかの大学を誘致して若者が戻り活性化したという話である。

新年の夢:「屋久島開発構想」

基本方針

・高齢者が最期を迎えるまでを安心して楽しく住める島、高齢者が日本一移住して来たい島を目指す。

方策と(効果)

・高齢者医療・看護大学を誘致する。大学付属病院、介護・看護学校を併設する。日本の高齢者医療・介護研究のセンターにする。

(若者が集まる。若者文化が導入され活性化する。人の交流・流動が盛んになる。文化活動が促進される。消費活動も増える。雇用も増える。)

・島在来高齢者および移住希望高齢者を受け入れる高齢者専用居住施設、医療・看護付き高齢者専用居住施設、ホスピスを整備し、学生の実習場所ならびにボランティア活動実践の場も兼ねる。高齢者医療・介護モデル地域とする。

(関係する業種が増え雇用が増える。ボランティアの流入が期待できる。高齢者相互の助け合いが期待できる。ボランティア活動が活発になる。やさしい風土が築かれる。人の交流・流動が盛んになる。消費が増える。)

・島の在来高齢者(島居住10年以上)は希望すれば優先的に高齢者施設へ入居できる。身体状況により途中で入居施設の種類を変更できる。入居費用は当初一人500万円以下、生活費は実費負担、他は健康保険、介護保険が負担する。

(安心して死んでいける。生活を楽しめる。島が常に島外の人の関心の的となる。10年以上居住後の安心を求めて移住者が増える。島が活性化する。消費も増える。)

・移住希望の高齢者は施設に空きのある場合受け入れる。入居費500万円、あとは在来住民と同じとする。

(島が常に島外の高齢者の関心の的となる。移住高齢者で施設稼動率の低下を防げる。移住高齢者の家族の往来が増える。消費が増える。)

・自治体は高齢者関係に予算の大部分を傾斜配分することにより、また税および保険料ならびに徴収費用の最小化をはかり高齢者の楽園を建設・維持する。

(日本の中で注目を浴びる優れた自治体になれる。)

以上 新年の夢:「屋久島開発構想」 おわり。

以前TVで淡路島だかの町だか村で高齢者対応を行政の目玉にしている所があり高齢者の流入も盛との放送をしていた。まあ大学の誘致などは別として、やりつつあるところもあるようである。

 

補足1: 高齢者施設のこと (H13.01.19)

H13.01.18のTV朝日・ニュースステーションでシニアライフ探検隊というのが福祉マンションなどの見学調査をしていた。夫婦の一方が具合悪くなっても一緒に住める施設を探すのも大変そうである。前述の高齢者専用居住施設、医療・看護付き高齢者専用居住施設はもちろん夫婦の一方が具合悪くなっても一緒に住める施設というのが前提である。それがクオリティオブライフというものである。

補足2: 高齢者タウンのこと (H16.05.11)

最近見たNHK「クローズアップ現代」によれば、車椅子の社長経営民間シルバータウンが淡路島に出来つつあるらしい。入居費用475万円、後は実費。介助が必要になれば要支援棟、寝たきりなど介護が必要にになれば要介護棟に移れ、タウン内で老後を完結できる構想だということである。

補足3: 徳洲会短大のこと  (H20.03.18)

報道によると徳洲会が霧島に短大を開設する計画が進んでいるようである。霧島市は屋久島町よりも地域活性化計画に熱心な印象を受ける。


 
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