屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.19  屋久島(15):雇用事情のこと (H12.09.24)

今雇用保険金をもらっている。今回で2回目である。1回目は引っ越してきた当時もらった。今回は当地のホテル勤務をやめてからもらっている。

当地ではというか私の勤めていたホテルではやめてから離職票などを送ってくるまでに1ヶ月以上かかった。前の会社では1週間できた。当地のそのホテルはやめてもすぐ給与の精算をしない。通常の給料日に合わせまとめて精算するからこうなるらしい。どうも事務処理がとろい。

だから待機期間1週間、給付制限期間3ヶ月の後保険金を受け取るときには、受給可能期間が残り8ヶ月(約240日)弱になってしまう。求職申し込みが遅れるともらえるものももらえなくなる人も出る。今回私は180日分だから被害はなかった。

屋久島に職安はない。種子島にある熊毛職安が管轄である。屋久島で失業して、会社から離職票などを送ってきてから、船で種子島まで求職申し込みに行かねばならない。私は2回種子島に行ったが帰りの船の時間まで時間をつぶすのも大変である。適当に休むところも少ない。歩き回って足がくたびれた。

朝7時頃安房で1番の船に乗る。安房に着く帰りの船は夕方の最終である。だからその間の宮之浦着の船で帰ってくる。そうすると安房に車を置いているから、宮之浦から安房までバスその他を利用しなければならない。面倒だし金もかかる。

種子島で求職申し込みの手続きをしてしまえば後の手続きは町役場で代行する。指定された日時に屋久町公民館の講堂に行く。そこで4週間毎の失業認定を受け、支給申請をする。

職安の求職情報は役場のロビーに掲示してある。今まで見てきた限りでは土木関係作業員、土木関係機械オペレータ、看護婦、宿屋の調理人や作業員が主である。新聞の求人を見ても屋久島のものは殆どない。ちなみにハローワーク熊毛の求人情報「くまげ9月5日第17号」で50歳超男子該当(女子でも良いものも含む)のものを見てみる。

木工経験者 1名(18〜60) 15〜20万円
介護福祉士 2名(18〜60) 14〜22万円
ケアマネージャ 2名(18〜60) 15〜25万円
ヘルパー 2名(18〜60) 14〜22万円
電気工事士 1名(18〜60) 18.4〜23万円
水製造作業員* 1名(18〜55) 10.92万円
縫製工* 5名(18〜55) 10.4676万円
民宿運営管理者 1名(28〜65) 15〜25万円

(*印をつけたものは多分女子を想定していると思う)

若い求職者がいればそちらのほうが安く使えるから資格と経験重視の職場以外では50歳超で簡単に採用とは行かないだろう。コネで探すほうが見つかり易いと言うことをよく聞く。

アーリーリタイヤメントには、自分の家と暮らしていける金とつれあいと趣味が必要だ。大橋巨泉が「巨泉・人生の選択」という本に書いている。彼は豪邸をいくつも持っているらしい。金は最低2億あると良いと書いている。とんでもない。感覚がちょっと違う。気持ちの持ちようで自分の身の丈にあった充実した生活はできると私は思っている。

私はささやかにアーリリタイヤメント(というに恥ずかし、ただ定年前に長く勤めた会社を辞めること)の生活を選んだつもりで屋久島へ来た。だから家は小さい、金は余裕がない。だからあまり本腰を入れなくてすむ収入源があればそれに越したことはない。自分でやるものや手に職がない人でもアルバイト様の仕事と思えばなにかにありつけないことはない。誠実な職場だったら幸せだ。不誠実な職場にあたっても今だったらもう自分の人生の先行きに影響ない。すぐやめて気軽にまたどこか見つければよい(だからといってチャランポランに仕事してはいけない)。それでまあ晴耕雨読的生活を楽しめる。


 
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