屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.07  屋久島(7):退職金要求の顛末のこと  (H12.06.20)

私が勤続4年半くらいで今年1月20日退職したが退職金がでない。

従業員規則には年齢の制約無しに勤続3年以上には退職金を支給するとある。
そして細則の年齢の制約の無い一般の退職金規定と満56歳以上の者に対する退職金を定めた定年規定がある。
わたしは後者に該当する。その規定には満56歳到達時に一般の退職金規定でその時の退職金を計算し56歳以降は1年あたり基本給の一ヶ月分を加算するとある。 

会社の言い分はこうである。私は56歳到達時に勤続3年以下なのでその時点の計算退職金はゼロである。基礎額が無いから以降分の加算が出来ないという。

私の反論はこうである。最上位の就業規則で勤続3年以上に出すと規定しているのだから仮に下位規定だけでは理屈が通ったとしても下位規定で上位規則を否定することはできないのだから退職金を支給すべしというものである。56歳以降分について勤続3年を超える分出すというのが正しい理解である。会社の言い分は憲法(就業規則)違反の法律(細則規定)適用をしようとしているに等しい。

数回折衝を試みたが会社回答は変わらない。5月になって労働基準監督署に相談してみた。規則は法規上は問題ない体裁である。会社の解釈では56歳到達時勤続3年未満だとあといくら長期間勤めても退職金は一銭も出ない不公平感はあるが規則上は可能な解釈である。(意思決定の教科書なんぞでは極端化して考えておかしいものは回避せよと言っているではないか。人の感覚に合わないものが正しいはずがないのに何でこういう解釈になるのか理解に苦しむ。)労働基準監督署としては介入できないが民事で争うことは可能と考えるとの回答だった。裁判をする負担は大変なので結局は泣き寝入りだ。

労働基準監督署は民事で争う余地ありといっている。しかるに私の主張を支持しない。双方の解釈が可能なら労働基準監督署は労働者の有利になる解釈を支持するものと思っていたのに。文言通りなら私の解釈である。昨今問題の官官接待みたいに文言通りにやる官庁になったのではないのか。誰かに都合の良いようにゆるい解釈をするのがやり方かとしっくりしない。

労働者を守る実効ある労働規則が必要だ。労働基準監督署は労働者の有利になる解釈を支持し企業がそれに反論したり裁判を起こすようなかたちにならないと一介の労働者には係争の負担が重すぎる。今後の活動に生かしてもらいたいと菅直人事務所に上記趣旨のメールを送付した。本人も読まれた旨秘書の方から返信があった。

私の勤めていたホテルではある支配人が事故や違反のとき警察に手心を加えてもらえるから言って来いと言っているとのを耳に挟んだことがある。警察の人間やその関係者に安く食わしたり泊めたりサービスをしているのはなんのためだと豪語していた。これは癒着だろう。似たようなことが鹿児島中の官公庁に行き届いているなんてことはないのかなとかんぐってしまう。以上八つ当たりである。

八つ当たりついでである。会社規定で56歳になったら給与を2割減らすことになっている。当時会社は職場に就業規則を配布していないので皆それを知らない。57歳頃になってからそういう規則がある。これから給与を減らす、56歳からの過払い金は返せと言い出した。会社が忘れていたとのことである。解ったときから減額でいいのではと主張するも通らない。折衝して手当て増額で軽減されたが何十万円と返却させられた。その時職場に就業規則の配布を要求しやっと実現した。それまでは言を左右にして開示しなかったのである。労働規則を守らない会社なのである。

まだある。夜間の当直勤務があった。待機条件の仮眠時間(1回あたり4時間)がある 当直手当ては1500円でる。そして仮眠時間は勤務時間に含まれない。近年の裁判では待機条件の仮眠時間は勤務時間に含まれるとの判決がでている。これも何年もやっていたから対価の賃金は当直手当て分を差し引いても相当の差額になる。また労働時間は規定通りやってきたのだからこの分は超過労働時間となる。その対価の超過勤務手当てもかなりの額となるはずだ。やりかたがおかしくないか。

このようなことを労働基準監督署は見過ごしているのではないか。労働組合もない会社はひどいものだ。この会社にいろいろ噂があると監督署も認めていたが具体的行動に出たという報道にいまだ接していない。   

まだ退職金が出ないのは納得がいかない。経過にもすっきりしたものを感じない。金に困って言っているわけではない。なんとなく違和感がぬぐえず素直にああそうですかといえない気分なのである。

 

補足1:大変だった?のこと  (H12.09.13)

今日散歩していたらある知人と久しぶりに出会った。ホテルにまだいる人から聞いたけど辞めてから大変だったんだってと言う。会社にクレームをつけているところを横から見てそういう印象を持った人もいたらしい。

私は答えた。こっちは何にも大変なことはない。クレームをつける根拠の提示や折衝のやり方はまじめにやった。だが結果は期待していたわけではない。勤務中から会社のやり方に不信感を持っていたので毎日が日曜日の楽しみに会社を突っついてみるという一面もあったということである。

鹿児島スタンダードの会社何するものぞがHP記事の隠された趣旨なのである。


 
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